内部対策とは?チェックしておきたい重要ポイントについて

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内部対策

SEO対策のひとつ、“内部対策”を意識してサイト管理を行っていますか?

検索順位を上げるためには、様々な要素が考えられます。
そして、その要素を意味する“SEO対策”には、大きく分けて内部・外部の対策があり、どちらもしっかりと対策したことによって“コンテンツの質”がより正しく評価されるようになります。

その重要な対策のひとつ“内部対策”とは、その名の通りサイト内部に関する施策を意味し、検索エンジンだけでなく、ユーザーに対しても、閲覧していてわかりやすい構造にすることができるため、利便性にも効果的と言えるでしょう。

では、今回はSEO対策に重要な“内部対策”について、抑えておきたい重要なポイントなどを詳しくご説明していきたいと思います。

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内部対策について

まず、はじめに“内部対策”とは、そのページにどういったコンテンツが書かれているのか?をはじめ、同じくそのページに関する重要な要素を検索エンジンに伝え、正しく評価してもらうために行うSEO対策のひとつです。

そして、その要素には、ページタイトルから内部リンクなど多岐に渡り、多くの項目がある中、重要なポイントを押さえて対策しておくことが重要となります。

最近では、質の高いコンテンツを作ることだけに注力している方も多いかと思いますが、内部対策も同じく注力することで、検索エンジンだけでなく、ユーザーにとってもわかりやすい内容にすることにも繋がるため、ぜひ“内部対策”を意識したコンテンツを制作するようにしましょう。

ページタイトル

まずはじめに、ページタイトルとは、その名の通りページのタイトルを意味します。

そして、ご覧のように検索結果にも表示され、検索エンジンにどういったページなのかを伝えるため、内部対策として非常に重要な要素となります。

ポイントとしては、なるべく先頭に対策キーワードを入れ、不自然にならないように設定しておくことが大切です。

また、文字数が多いと「…」と省略されて表示されてしまい、上位表示されているにも関わらず流入が少ないといった自体に。

そのため、ページタイトルはキーワードを含めたシンプル・分かりやすいもので30文字前後で記述することが重要となります。

meta description

続いてご紹介する“meta description”は、ページの内容を検索エンジンやユーザーに伝えるもので、SEOに影響を与える要素ではありませんが、下記のように検索結果にも表示されるため、クリック率が左右される重要な要素となります。

こちらもまた、ページタイトルと同じく長すぎると省略されてしまうため、120文字程度にわかりやすくまとめましょう。
そして、検索結果にも表示されるので、当然キーワードを含んだ魅力的な内容が理想となります。

また、最近だと文字数だけでなく、スマホも考慮して前半の方に必要な説明文をまとめておくことも大切です。
このdescriptionについて詳しくは、こちらの「meta descriptionとは?クリックを誘う効果的な文字数や書き方について」もぜひご覧ください。

キーワード選定におすすめのキーワードツールをご紹介しています。

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見出しタグ(h1~6)の設置について

ひとつのページを構成するには、ページタイトルとなるテーマについて詳しくかみ砕いたコンテンツが必要となります。

そのコンテンツ毎には、h1~6といった要約した見出しが必要となり、検索ユーザーが欲しい情報を見つけるための指標となるため、こちらもまた内部対策の中で非常に重要な要素と言えるでしょう。

そのため、見出しにはキーワードを含めたものが理想となり、不自然にならないよう長すぎず適切な見出しが重要です。

ただし、キーワードの詰め込みはユーザーから見ても読みにくく、離脱の原因にもなるため、役立つコンテンツを意識して記述することを心がけましょう。

使い方としては、h1がページに一度だけ使用される重要度の高い見出しとなり、必要があれば入れ子のようにh2~6までを使ってコンテンツを構築していきます。

各コンテンツの見出しは、その重要度を元に見た目からもわかりやすく装飾すると良いでしょう。
詳しくはこちらの「SEOを重視した「h1」の記述・設定方法について」もぜひご覧ください。

重複ページを避ける

次に“重複”ページについてご説明していきます。
これは、サイト内に同じキーワード(テーマ)で作られてしまったページのことを意味します。

重複ページがサイト内に存在すると何が起こるのかというと、検索エンジンが正しく評価できないため、順位も思うように上昇しません。(評価自体が分散してしまうため。)

そのため、コンテンツを作る際には“キーワード選定”が重要となるわけです。

この、キーワード選定については、こちらの「キーワード選定について!アクセスを伸ばす最適なキーワードを見つける方法」もぜひご覧ください。

また、重複の疑いのあるページで、クロールが不要なページはrobots.txtで指定しておくと良いでしょう。

場合によっては、ページ削除、canonical設定、そもそものテーマを振り分け(キーワード選定からの見直し)によるリライトといった対策も必要となってきます。

検索順位が思うように上がらない場合は、「site:(ドメイン名)(半角スペース)(対策キーワード)」でサイト内検索してみて、重複しているページがないかチェックしてみると良いでしょう。

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URLの正規化

続いてご紹介するのは、“www”や“index.html”のありなしなど、同じページに複数のURLでアクセスできてしまう状態を統一させることを意味する“URL(ドメイン)の正規化”というものです。

これによって何が問題になるのかというと…例えば“www”ありなしのどちらでもアクセスできる場合、それぞれが評価対象となってしまうため、1ページとしての評価が分散されてしまう可能性があるということです。

これを解決するのが、恒久的なページの移動を意味する“301リダイレクト”。
このリダイレクトを利用して評価するべきurlへリダイレクトして、ページを統一(正規化)します。

また、パラメーターの付与によってもアクセスできてしまう場合、canonicalタグを使用して正規化を行っておきましょう。

この“wwwあり・なし”や、canonicalタグについて詳しくは、こちらの「wwwあり・なしを統一してサイト評価を損なわない方法」、「canonicalタグとは?正しい設定・記述方法について」もぜひご覧ください。

パンくずリスト

次に、サイト内での現在地を瞬時に理解することに役立つ“パンくずリスト”についてご説明します。

まず、サイトへ流入してくるページは、トップからとは限りません。
階層ページがランディングページになる場合も多く、ユーザーは、この“パンくずリスト”を参考に、現在どういったサイトのどのカテゴリ・ページを閲覧しているのか理解できます。

それだけでなく、“パンくずリスト”はリンクになっているため、検索エンジンに対して、サイト構造を伝えることにも繋がり、後述する“内部リンク”といったメリットもあり、こちらもまた設置しておきたい内部対策のひとつです。

そのため、トップ・カテゴリはリンクに、現在のページはユーザーの利便性を考慮して、リンクしない方が現在地として認識しやすいものと思われます。

設置場所もコンテンツの妨げにならないよう、ページ上部にわかりやすくシンプルにしておくと良いでしょう。

構造化データ

上記の“パンくずリスト”を構造化データと呼ばれるタグを追加することで、検索エンジンにより内容をわかりやすく伝えることが可能です。

この構造化データの書き方については、以下のようなシンタックスと呼ばれる種類があり、中でも多く見かけられるのが“microdata”のようで、どの書き方によっても定義している“schema.org”のタグは変わりません。

  • microdata
  • JSON-LD
  • RDFa
書き方について詳しくはschema.orgの“パンくずリスト”に関するページも参考にしてみてください。
参考:BreadcrumbList – schema.org
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テキストで構築する

以前は、画像を多用してコンテンツを表現していましたが、内部対策といったSEO対策を考慮すると、グローバルメニューをはじめ、できる限りテキストを使用してページを構築することが大切です。

それは、読み込み速度ももちろん、検索エンジンが画像よりもテキストの方が内容をより理解しやすく、特に内部リンクの場合だと、そのリンク先に何があるのか?わかりやすくなるといったことが挙げられます。

また、最近では、この内部リンクが上位表示に重要なポイントとなりますので、積極的にアイコンフォントなどを利用して、テキストベースでコンテンツを構築するようにしましょう。

内部リンク

次に、同じサイト内へ向けて設置する“内部リンク”についてご説明したいと思います。
まず、コンテンツは必ずキーワード選定によって、テーマとなるキーワードを決めます。

そして、そのキーワードで検索してくるユーザーが何を改善・解決したいのかをしっかりと調査してコンテンツ化していきますよね?

その際、詳細に説明しようと網羅的に枝分かれしたコンテンツを盛り込んだ場合、大本のテーマから外れてしまうと、うまく順位が付きません。

この場合、重要となるのがこの“内部リンク”。
関連するコンテンツ同士を内部リンクとして繋げることで、専門性の高いサイト・ページと認識され、SEO対策として非常に効果的です。

例えば「Webマーケティング」についての記事を作ったとして、その中のひとつ“集客”のさらに枝分かれした“SEO対策”に関するコンテンツを別ページとして内部リンクさせるわけです。

つまり、検索クエリに対するニーズをしっかりと調査することが重要となり、上位表示させたいページを押し上げるように、関連するコンテンツの内部リンクを設置することで、比較的強いキーワードでも積極的に上位表示を目指ざすことがポイントとなります。

この内部リンクについて詳しくは、こちらの「内部リンクとは?SEOに効果的な設置方法について」もぜひご覧ください。

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サイトマップの送信

ここで言う“サイトマップ”とは、html形式のページではなく、検索エンジンに対してサイト内のページリストを伝えるファイル(sitemap.xml)を指します。

または、クロールの必要がある重要なページを検索エンジンに伝えるものでもあり、クロールが必要ないページは除外しておくことで、サイトに巡回するクロールの最適化に期待できるでしょう。

このファイルは、FTPでアップし、サーチコンソールから、そのパスを指定することで送信することができます。

また、ページが追加された場合に更新しておく必要があるため、WordPressをご利用の際はプラグインなどを利用すると良いでしょう。

このサイトマップについて詳しくは、こちらの「サイトマップを設置する理由とSEO効果について」もぜひご覧下さい。

robots.txtの設置

次に、サイト内を巡回するクローラーを最適化することが目的の“robots.txt”についてです。

この“robots.txt”は、基本的にクロールの必要がないページやファイルを指定して記述するもので、サイト内にそういったクロールを拒否するページがなければ特に設置する必要がありません。

そのため、無駄なクロールを防ぐために必要なファイルとなり、もしそういったページがあれば“robots.txt”に適宜記述してサーバーのトップディレクトリにアップロードしておきましょう。

この“robots.txt”について記述方法など詳しくは、こちらの「robots.txtとは?記述方法と効果について」もぜひご覧ください。

ページ速度(画像の最適化)

最近では、レスポンシブデザインを導入し、スマホ対応しているサイトが主流となっていて、画像をPC・スマホ用で共通のものを使用している場合も少なくありません。

そこで問題となるのが、ページ読み込み速度です。
特にスマホの場合、閲覧している電波状況によっては、重たいページを読み込むまでに時間がかかってしまい、それによって検索ユーザーは離脱してしまう可能性が高くなってしまうため、この画像の最適化も内部対策として、重要な要素となります。

まず、画像を書き出すファイル形式は、主に以下の3パターンが考えられるかと思います。

  • gif
  • jpg
  • png

単純に同じファイルをそれぞれの形式で書き出した場合、以下のように容量も違ってきます。

これを使用する用途によって使い分けることで、無駄に重たいページを避けることができるため、しっかりと考慮した上で書き出すようにしましょう。

まず、gifとは主にイラストなど、比較的簡単な表現の場合に最適なファイル形式で、使用するデザインによっては写真などの複雑な画像でも使用したい軽いファイル形式です。

次に、jpgとは主に写真などの複雑な表現の場合に最適なファイル形式です。
書き出す際のポイントとしては、Photoshopの場合“画質”と表記されている画像の圧縮率によって、画像そのものが劣化し過ぎない程度まで質を下げることによって、軽い容量にすることができます。

最後に、pngとは主に背景が透明な画像をうまくページ上に表現したい場合に使用するファイル形式です。
gifで表現する背景の透過より、pngで書き出した方がフチをより鮮明に表現することができます。

画像を書き出す際は、基本的に表現する内容によってgifかjpgを使い分け、さらに透過画像の場合はpngを考慮すると良いでしょう。

まとめ

今回は、重要なSEO対策のひとつ“内部対策”についてご説明してきました。
このようにSEO対策は、様々な要素を元に評価し、検索順位が決まることがおわかりいただけたと思います。

そのため、数多くある対策の中から、今回ご説明したような効果の高い重要ポイントをしっかりと押さえることが上位表示にも繋がり、コンテンツをより高く評価されることになるわけです。

もちろん、内部対策が全てではありませんので、サーチコンソールなどを参考に、どういった検索キーワードで流入しているのかをしっかりとチェックして、検索クエリとユーザーが求めているであろうコンテンツを合致させるための改善を繰り返しましょう。

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