昨年から引き続き話題になっている 「スニペット」「音声検索(AIスピーカー)」「モバイルファーストインデックス(MFI)」「表示速度とユーザーエクスペリエンス(UX)」が2018年もおそらく引き続き重要となります。対策に遅れをとらないように今回は、2018年に注目すべきSEOトレンドをまとめてご紹介します。
2018年に突入し、みなさんは今年はどんなSEOの傾向が広がると思いますか?
昨年、AIスピーカーが日本国内でリリースされ、音声で手軽に検索ができるようになりました。
2018年以降は「検索」という形が大きく変化する年になるのではないでしょうか?
本日は、昨年から引き続き2018年も引き続き注目すべきSEOトレンドをまとめてみました。
目次
2018年注目のSEOトピック
1.スニペット表示がますます注目を浴びる
ここ過去数年間で、すべての端末で検索結果に表示される機能スニペットが驚異的に増加しました。今日、Googleの全検索クエリの約30%は、機能的なスニペット形式で表示されています。
検索結果に注目スニペットとして表示されると画像も表示され、目を引きやすくなる為、本来のオーガニック検索結果のトップポジションからのトラフィックを10%も獲得することが分かっています。
今や、検索キーワードに対し、即時回答の精度が向上するにつれ、スニペット機能はますます注目を集めることになり、今までの上位表示を目指す対策ではなく、注目スニペット表示への対策が優先されることになるでしょう。
【スニペットとは?】
スニペットとは、Googleで検索をすると検索結果がオーガニック結果の上に強調され表示されるブロック部分のことをいいます。
クエリが質問であると判断されれば、その質問に回答しているページがプログラム検出され、強調スニペットとして表示されます。自分のページをスニペット表示設定できますか?
ご自分のページを強調スニペットとして設定することはできません。Google では、ユーザーの質問に対する回答がページに含まれていることをプログラムで判断し、その結果を強調スニペットとして表示します。
キーワード選定におすすめのキーワードツールをご紹介しています。
2.音声検索が普及し、多くの人が利用することに
音声認識による検索が急速に増加しています。日本ではまだ言語の都合で普及はこれからですが、AI音声アシスタント搭載スピーカーの普及が進んでいる欧米では、検索という方法自体が変化しつつあるといいます。
海外サイトによるとすでに欧米では十代の55%と成人の40%が毎日音声検索を使用しており、2020年までに検索の半分が音声で起動・検索すると予測されています。この傾向の人気が高まっていることはおそらく日本でも避けられません。今までは何か答えを得るためには検索ボックスにキーワードを入力する必要がありましたが、音声検索はさらに迅速かつ便利になるので、多くの利用者が増えるでしょう。
AIスピーカーによる音声での検索変化
- 検索回数が増える
なんでも気軽に音声検索するようになるため。 - 検索キーワードが増える
音声検索の場合、自然な会話での検索になるため - 検索結果が減る。
AIスピーカーは検索結果を読み上げるとすれば、上位1〜3件程度
[参考]:今後、検索の50%は音声にシフトする。その時に考えなければいけないこととは? (ロバスタ)
3.モバイルファーストインデックス(MFI)がさらに進む
モバイル検索が最終的に検索エンジンでのデスクトップ検索を上回ったとGoogleが発表してから約3年が経ち、BrightEdgeは昨年、クライアント間のトラフィックの57%がモバイルデバイスに由来することを発見しました。(参照:Mobile-First: 57% of Traffic is Now Mobile)
Googleはモバイルファーストインデックスによるこのようなユーザー行動の変化に対応しています。つまり、「Googleはデスクトップ版ユーザーに表示されるリストの場合でもモバイル版のコンテンツに基づいて検索リストを作成し、ランク付けします」と述べています。モバイルファーストはますます加速化が進むでしょう。
2018年は、モバイルデバイスからの検索にのみ影響を与える信号がすべての検索にも影響を与える年になる可能性があります。さらにモバイル対応がされていないサイトに関してはもはや「時代遅れ」とみなされ、大きな機会損失となることが予想されます。
4.表示速度とユーザーエクスペリエンス(UX)の重要化
検索ユーザーは瞬間的な解決を検索結果に求めている
AIスピーカーやモバイルファーストが進み、「検索」が便利になるということは、ユーザーの「検索」に対する需要はますます加速化します。今日のユーザーは使用しているディバイスに関係なく、なにかある問題に対して、検索することで瞬間的な解決を求めています。
Googleの調査によると、3秒以上かかるサイトは約40%の訪問者を失うことがわかっています。言い換えれば、ネット上のビジネス機会損失は秒に依存することになります。
また、仮にあなたのサイトが瞬時に表示されたとしても、コンテンツが求めていたものと違った、サイトが分かりにくい構造であれば、ユーザーの離脱が増え、このコンテンツは検索キーワードに対して、役に立たないサイトだと認識される可能性も高まりますので、ユーザーエクスペリエンスの向上も同時に重要となります。
ヒートマップツールを利用したり、コンテンツを提供する前に、ユーザーが少しでもコンテンツに滞在してくれるにはどうすべきかを自問自答しながら最適化を進めていきましょう。
サイト全体の表示速度を調査するお役立ちツール
CONTENT FINDER
コンテンツの重複が多ければ、サイト内の混乱やコンテンツ読み込みスピードが遅くなる原因となります。サイト一括取得ツールなどで、重複コンテンツの把握や、読み込みスピードの改善を行いましょう。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insights は、ウェブページのコンテンツを解析し、ページの読み込み時間を短くするための方法を提案します。
モバイルサイトの速度テスト(Google)
速度のチェックだけではなく、同じ業種内の比較や、無利用レポートを取得することができます。
まとめ
検索ユーザーの意図にもっと焦点を当てる
2018年は全体的にいかに「検索」に対して、瞬時に適切な結果(コンテンツ)を表示させるか。ということが重要になることでしょう。
Rank Brainはより良い結果を提供することに関与しており、検索ユーザーの行動を注意深く監視している可能性が高いと考えられています。
例えば、購買意思が明確なキーワードの場合、主要メディアの代わりにECサイトの表示が優先されます。この検索ユーザーの目的は「情報」を見つけるのではなく「購入」することだからです。
つまり、単純に検索キーワードに対して、ユーザーにとって役立つコンテンツを提供するだけではなく、その検索ユーザーの意図に焦点を当てることも大切になります。
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検索ユーザーに対し、最高の答えを
質問されている質問が何であれ、上位表示を目指すのであれば、ウェブ上で可能な限り検索ユーザーが求めている最高の答えを提供しましょう。
改善には、対象となるキーワードでの上位サイトを分析することで、現在、Googleがどのサイトコンテンツを評価しているのか?検索ユーザーが検索キーワードに対してどういった情報を求めているのかが見えてきます。この作業をすると、人々がどういった答えをネット上で求めているのかを知ることができ、検索ユーザーに対し、最高の答えとなるコンテンツが制作しやすくなります。
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