サイトの流入キーワードを調べていますか?
集客のために自社でブログなどのオウンドメディアを運営されている方も多いと思いますが、どんなキーワードで流入したのかを調べて把握しておくことも重要です。
それは、検索順位を上げるために必要なことで、最近のSEOは検索クエリとその答えが合致していることが何よりも重要だからです。
さらに、サイトのページは数が重要ではなく、質が重要視され、それらを専門的に網羅するサイト設計といった考え方が強いキーワードでも上位表示させるために必要となります。
ということで、今回はその基本となる流入キーワードを調べる方法についてご説明したいと思います。
ぜひ、リライトなど改善を行う際の参考にしてみて下さい。
流入キーワードを調べる方法
サイトに流入してきたキーワードを調べるには、様々なツールも公開されていますが、ここでは“アナリティクス”と“サーチコンソール”を活用する方法についてご説明します。
キーワード選定におすすめのキーワードツールをご紹介しています。
アナリティクスで調べる
まず、アナリティクスで検索ワードを調べてみたいと思います。
管理画面から、行動>サイトコンテンツ>ランディングページを開きます。
次に右上の“アドバンスフィルタ”に、調べたいページ名をコピーして絞り込みます。
続いて、セカンダリディメンションから“キーワード”を選択すると、そのページへ流入した検索ワードが一覧表示されます。
しかし、ここではほとんどが(not provided)か、(not set)となってしまっていて、検索ワードがわからない状態となっているはずです。
ちなみに、この“not provided”といった表記は、Webページ閲覧をより安全にするためのSSL化によって暗号化されたことが理由で、アナリティクスでは検索キーワードも同じく不明となってしまいました。
サーチコンソールで調べる
では、アナリティクスで不明となってしまった検索ワードをサーチコンソールで調べてみたいと思います。
まず、管理画面から調べたいサイトをクリックして、検索トラフィック>検索アナリティクスへ進みましょう。
次に、ページの項目の下に表示されている「フィルタなし」となっているプルダウンから“ページをフィルタ”をクリックして、検索キーワードを調べたいページのファイル名でフィルタします。
ここで、下記のように“掲載順位”にチェックを入れておくと非常に参考になります。
また、必要であれば“表示回数”や“CTR”も同じくチェックしましょう。
これで、このページへ流入してきた実際の検索キーワードや、そのキーワードに対する表示回数やクリック数なども確認でき、どれくらいの検索順位でどれくらいのクリック数なのかが確認できますね。
テーマを決めて書いた記事が、意図した検索ワードで上位表示されているのか?だけでなく、他の流入キーワードなども定期的に調べてみましょう。
キーワード選定に悩んでいませんか?
検索キーワードを元に何ができるのか?
上記の流入キーワードがわかることで、何ができるのかというと。
検索順位を改善する場合に役立つということが挙げられます。
それは、上位表示されているページには、検索クエリに対する答えとなるコンテンツがあるべきであって、思うように上位表示されていない場合、その対策キーワードに必要のないコンテンツが含まれている可能性があるためです。
つまり、思うように検索順位が上がらない場合、検索クエリに対するニーズから外れてしまっていると思われる“関連キーワード”をタイトルにした別コンテンツを作り、そこに内部リンクを設置することで、専門性の高い記事群を作ることができます。
これによって検索順位を改善することが可能となるわけです。
比較的強めのキーワードでは、1つの記事だけでは上位表示させることが難しい場合も多く、そういった場合には、質の高い関連コンテンツを増やし、下層ページで評価を集め、さらにそこからの内部リンクによって上位表示を狙うイメージです。
まとめ
ということで今回は、サイトに流入してきた検索キーワードの調べ方をご説明しました。
上記のことから、SEO対策はキーワードを設定しないまま記事をいくら書いてもトラフィックは増えることはない、ということが言えます。
さらに、流入してくるキーワードをしっかりと把握して、改善を行うことで、少ない記事数でもしっかりとアクセスを伸ばすことも不可能ではありません。
もちろん、この場合キーワード選定が重要となってきます。
そして、もちろん時間との兼ね合いもありますが、ターゲットキーワードを決めたら、そのキーワードで上位表示されている競合以上のコンテンツを作り、流入してくるキーワードを元に改善を繰り返しましょう。
また、キーワードによっては、数ヶ月後に評価され、順位が付くこともありますので、検索順位を上げたいからといって日々リライトを行っても効果は期待できません。
このため、SEOは長い目で対策することが重要となるわけです。
じっくりとクローラーの巡回と検索エンジンからの評価されることを待ちましょう。
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