サイト・ブログへのアクセス数が減少した場合どう対応していますか?
こういった場合、まずはどこからのアクセスが減ったのかをアナリティクスを元に調べて、どう対応するのか判断しましょう。
そして、主にアクセスが減った原因としては…
- サイト全体のアクセスに貢献していたページの検索順位が落ちた
- 自然検索以外の広告や外部リンクからのアクセスが減った
といった理由が考えられますが、他にもペナルティによるインデックス削除、季節に影響されるキーワードによるアクセスの減少などが挙げられます。
そして、最近多く見かける現象として、サイト全体で多数のキーワード順位が同時に下落し、その結果大幅にアクセス数が減少している場合があります。SEOではよくあることです。
こういった場合、何らかの理由によってサイト全体に影響を受けてしまっているため、どう対処して良いのかわからない…といった方も多いのではないでしょうか?
では、今回はサイトへのアクセスが減った場合に確認しておきたい重要ポイントについて詳しくご説明していきたいと思います。
アクセスが減る理由
まず、アクセスが減る多くの理由は、自然検索からのアクセス減少です。
つまり検索順位の下落によるアクセス数の減少です。
ちなみにサイト・ブログのアクセスをSEOだけに依存することは危険と考える方もいらっしゃいますが、SNSや広告といったアクセスと比較しても、やはり自然検索からのアクセスは非常に大きく、例え順位が落ちたとしても、それを回復させて自然検索からのアクセスを伸ばしていくことが安定したサイト運営にも繋がります。
そのため、SEO対策は長い目で行い、サーチコンソール・アナリティクスを元にサイトをメンテナンス・管理することが重要となります。
そして、アクセスが減った場合の対策は、後々役立ちますので、しっかりと原因を調べて、回復できる知識を蓄えましょう。
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アクセスは増減を繰り返す
まずはじめに、正しくSEO対策を行っていて、うまく検索エンジンに評価されていれば順調にアクセスが伸びます。
しかし、Googleは日々変動を繰り返しているように、何もしていないのに急にアクセスが減ることも十分考えられます。
そのため、アクセスだけに一喜一憂することなく、上がることもあれば下がることもあるということを念頭に置いて、アクセスが急に減った時でも冷静に対処するようにしましょう。
特に、急なアクセス減少は焦りますから、色々と対策しがちです。
しかし、一度に色々と試してしまうと、その後アクセスが増減した場合に何が良かったのか?悪かったのかわからなくなってしまいます。
そして、よくあるのが一度下がっても元に戻ることがあるということです。
この場合、急な対応が逆効果となる場合もあるため、一定時間様子を見ながら情報収集することも大切です。
アクセスが大幅に減少するサイトの特徴
アクセス減少には様々な原因が考えられますが、中でも最近多いのが先ほどもご説明したサイト全体で落ちている場合です。
これは、サイト構造を考えずサジェストキーワードを元に大量に記事を公開している場合で、アルゴリズム変動のタイミングでアクセスが大幅に減少することがあるというものです。
つまり、対策キーワードは異なるものの、答えとなるコンテンツが同じ場合、それは重複コンテンツとなってしまうことが主な原因で、最近のSEOはキーワード選定が非常に重要だということです。
それが、記事を増やしているのにサイト全体のアクセス数が減少してしまう理由のひとつで、闇雲に記事を増やしても順調にアクセスを伸ばせるとは限らないということを意味します。
アクセスが大幅に落ちた例
以下は、2018年7月のアルゴリズム変動でサイトのアクセスが大幅に減少したサイトのSEO事例です。
これによると、2018年1月~7月まではアクセスが順調に成長していますが、2018年7月のピークを境に大幅に減少していることがわかります。
ちなみに上記サイトは、2018年1月に立ち上げ、Googleのサジェストに表示されるキーワードを抽出し、ライターに記事作成を依頼することで毎日5記事を目安に新記事を追加していたサイトです。
また、下記のように「site:(ドメイン)」で検索してみると、約500ものページがインデックスされている状態です。
そして、このサイトのアクセスが大幅に減少した要因は、サイト内の記事を量産した結果、内容が類似する質の低い記事が増えてしまったことが考えられます。
背景として、記事作成時のテーマ(キーワード)を単純にサジェストから決定し、記事構成を整えていなかったために内容が類似した記事が複数存在してしまったということです。
検索クエリによって重複するコンテンツ
上記のサイトでは、具体的に以下のようにサジェストを元に記事を作成していました。(例として「結婚式 服装」と「結婚式 スーツ」)
この場合、キーワードそのものは異なりますが、実際に検索してみるとほぼ同じページが並んでいることがわかります。
これは検索意図が同じ=同じ答え(コンテンツ)になるべきというもので、ページを別々にする必要がないということを意味します。
そのため、この場合はサジェストのさらにサジェストで記事を用意し、関連記事として内部リンクを繋げるべきでした。
そうすることで検索意図も異なり、答えとなるコンテンツもはっきりとした違いが見られるはずですし、関連する内容を知りたいユーザーにとっても利便性が上がります。
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対策方法について
このように、単純にサジェストキーワードを記事テーマとしてコンテンツ作成してしまうと、内容が類似するものができる可能性があります。
しかし、サジェストや関連キーワードを元にすること自体悪いわけではありません。
検索意図を考慮して、しっかりと答えとなるニーズをカテゴリ分けする必要があるということです。
上記の場合も、コンテンツを作成する前にしっかりとカテゴリ分けをしておけば、同一の記事になっていたはずです。
このことからも、サイトには単純に記事数だけが重要ではないということがおわかりいただけるかと思います。
上記のサイト場合、今後の対策としては…
- 類似した内容の記事を統合・リライトして類似記事を削除する
- サジェストキーワードをテーマ毎にグルーピングする
まとめ
今回はサイト全体でアクセスが減少してしまった場合の例と対策方法についてご説明しました。
このように、現在は記事単位での評価はもちろん、ドメイン単位での評価も考慮しなければいけません。
そのため、価値のない記事や類似した内容の記事が複数存在すると、サイト全体の評価がマイナスになる可能性があり、キーワード評価も分散し、順位が付かないといった問題が発生してしまいます。
特に記事を量産して公開しているサイトは、ユーザーの検索意図を考慮した上でコンテンツを作成し、関連性のある記事を繋ぐことで専門性・網羅性の高いサイト管理を心がけましょう。
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