SEOに取り組み始めると、「このキーワードはどれくらい検索されているのか」「上位を取ったら月にどのくらいアクセスが見込めるのか」という疑問に必ずぶつかります。検索されないキーワードを選んでしまうと、どれだけ時間をかけて記事を書いてもアクセスは伸びません。逆に、需要のあるキーワードを早い段階で見極められれば、限られたリソースを投下した分だけ流入が積み上がっていきます。
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このキーワードの「需要」を素早く確認できるのが、当社ディーボが2009年1月22日から無料で提供している aramakijake(アラマキジャケ) です。アカウント登録も料金も不要で、ブラウザを開いてキーワードを入れるだけ。SEO支援を20年以上続けてきた当社の現場でも、毎日のように動かしているツールです。
本記事では、aramakijakeの基本機能から実用上の精度、SEOへの具体的な活用方法、そして使う際に避けたい落とし穴まで、現場のSEO担当者の目線で解説します。これからキーワード調査を本格化させたい個人ブロガーの方も、施策の根拠を社内に示したい企業のWeb担当者の方も、競合分析を始めたばかりのWebライターの方も、すぐに自分の業務に取り入れられる形で整理しましたので、ぜひ最後までご覧ください。読み終えるころには、「とりあえずキーワードを思いつきで決める」段階から「数値で需要を確かめてから書く」段階へ、しっかり一歩進めるはずです。
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aramakijakeとは
aramakijake(アラマキジャケ)は、株式会社ディーボが運営する無料のキーワード検索数予測ツールです。ツール名は北海道や東北で生産される「新巻鮭(あらまきじゃけ)」が由来で、URLも https://aramakijake.jp/ と覚えやすい構成にしています。
aramakijakeにある機能は、大きく分けて2つです。
- 検索数予測ツール:キーワードを入力すると、GoogleとYahoo!の月間推定検索数、関連語の検索数、検索順位別の月間アクセス予測数が確認できます。最もよく使われる機能です
- 競合検索数予測ツール:競合サイトのURLとキーワードを入力すると、そのサイトの月間推定検索数、現在の検索順位、月間アクセス予測数がわかります。競合分析の場面で活用します
aramakijakeは登録不要・完全無料で利用できます。SEO担当者が現場で「ちょっとこのキーワードどれくらい検索されているか確認したい」というとき、ブラウザを立ち上げて数十秒で数値が手に入る、その軽さが何より重要だと考えています。
当社ディーボは2005年から、SEO支援とキーワード調査ツールの開発を続けてきました。aramakijakeは無料公開しているシンプルなツールですが、当社が運営する有料SEOツール「キーワードファインダー」と同じ思想——検索数を起点にキーワードを選ぶ——をベースに設計されています。GoogleとYahoo!の両方の数値が確認できるため、施策の根拠資料として社内・クライアントに提示しやすい点もメリットです。
キーワード調査ツールとしては、Googleキーワードプランナーやウーバーサジェスト、Ahrefsなど他にも選択肢がありますが、aramakijakeの強みは「日本語キーワードに特化していること」「登録不要ですぐに使えること」「順位別のアクセス予測まで一画面で確認できること」の3点に集約されます。とくに 日本のユーザーがどう検索しているか を前提に作られているため、海外ツールでは拾いきれない日本独自の言い回しや業界用語にも比較的強い、というのが現場での実感です。
aramakijake検索予測ツールの使い方
aramakijakeの「検索数予測ツール」の使い方は、SEO初心者の方でも数十秒で習得できるシンプルな手順です。実際の操作に沿って3ステップで紹介します。
①検索窓にキーワードを入力する

aramakijake.jpのトップページにアクセスすると、画面の中央付近にキーワード入力欄があります。ここに、調べたいキーワードを1つ入力します。たとえば「ダイエット」「副業」「賃貸 札幌」といった具合です。
キーワードはスペース区切りで複数語の検索クエリにすることもできます。基本的には、実際の検索ユーザーがGoogleに入力するのと同じ形でキーワードを入れる、と覚えておけば間違いありません。あまりに長いフレーズや、検索回数の少ないニッチなキーワードでは「データが見つかりませんでした」と表示される場合もありますが、これは後ほど触れるaramakijakeの特性によるものです。
②「チェックする」ボタンを押す

キーワードを入力したら、すぐ右にある「Check!」ボタンをクリックします。サーバー側で予測計算が走るため、混雑時は数秒から数十秒の待ち時間が発生する場合があります。タイムアウトしたり結果が表示されない場合は、少し時間をおいて再試行する、というのが現場での運用ルールです。
③検索数を確認する

結果画面では、入力したキーワードについて以下の数値が表示されます。
| 表示項目 | 意味 | SEO施策での使いどころ |
|---|---|---|
| 月間推定検索数(Google/Yahoo!) | 1か月間にそのキーワードが検索されると予測される回数 | キーワードの「需要規模」を判断する |
| 順位別アクセス予測 | 1位、2位、3位…と順位ごとに見込めるアクセス数 | SEO投資のシミュレーションに使う |
とくに 順位別アクセス予測 は、SEO投資の判断材料として非常に役立ちます。「1位で月間1,000アクセス、3位で月間400アクセス」という形で表示されるため、施策の優先度づけが定量的に行えます。
aramakijakeの精度は実用的に十分である
aramakijakeは無料の予測ツールですから、Googleキーワードプランナーやウーバーサジェスト(Ubersuggest)と数値が完全に一致するわけではありません。この点は誤解のないよう、最初に率直にお伝えしておきます。
たとえば「SEO対策」というキーワードで比較した一例では、aramakijakeの月間推定検索数が19,980件でした。一方、キーワードプランナーでは「1万〜10万」というレンジ表示です。aramakijakeの数値はこのレンジの中に収まっているため、実用上は十分に妥当な値だと判断できます。
とはいえ、キーワードによっては各ツール間で2〜3倍の差が出ることもあります。これはどのツールが「正しい」というより、それぞれが独自のデータソースとアルゴリズムで予測しているための、ばらつきの結果です。さらに、月間検索回数が10〜20回程度の少量キーワードでは「データが見つかりませんでした」と表示されることがあり、ロングテールの細かい部分まではaramakijake単体では拾いきれません。
こうした特性を踏まえると、aramakijakeは 「数値そのもの」ではなく「キーワード間の相対的な需要差」を素早く比較する用途 でこそ威力を発揮します。「Aというキーワードは月間1,000、Bは月間100、Cは月間10」という規模感の違いをサクサク把握する目的であれば、無料・登録不要というスピードを含めて実務で十分に通用します。
当社ディーボでは、aramakijakeでざっくり当たりをつけたあと、キーワードプランナーやキーワードファインダーで本格的な計画を組み立てる、という二段構えの運用を推奨しています。1つのツールに頼り切らない、という前提さえ守れば、aramakijakeの精度は日々のSEO業務で十分に活用できるレベルにあります。
もう少し具体的に整理しておくと、aramakijakeが特に得意なのは「月間100〜数万件レベル」のミドルキーワードの相対比較です。ビッグキーワード(月間10万件超)でも数値は表示されますが、こうしたキーワードはレンジ表示のキーワードプランナーと組み合わせたほうが安全です。逆に、月間検索数が極端に少ないロングテールキーワード(月間50件未満)では「データが見つかりませんでした」と表示されることが多く、この領域はSearch Consoleの実検索クエリデータで補うのが現実的です。ツールごとに得意な領域が違う という事実を理解したうえで使い分ければ、aramakijakeは無料ツールの中でも極めてコストパフォーマンスの高い選択肢になります。
aramakijakeをSEOに活用する方法
では、aramakijakeを実際のSEO施策にどう活かせばよいのでしょうか。当社が支援してきた数百サイトの運用経験から、特に効果が高い使い方を3つに絞って紹介します。
需要のあるキーワードを優先的に選定する
SEO記事を書く前に、必ず狙うキーワードの月間検索数を確認します。理由はシンプルで、需要のないキーワードで書いた記事は、どれだけ品質を上げても流入が増えないからです。検索数が月10件しかないキーワードで1位を取っても、流入は月10件未満にとどまります。
aramakijakeに候補キーワードを次々入力し、月間検索数が一定ライン(たとえば月間100以上、あるいはBtoBサイトなら月間50以上)を超えるものに絞り込んでいく——この作業を最初にやるかやらないかで、半年後のサイトの伸びはまったく違ってきます。
もう一つ補足すると、aramakijakeの結果画面に表示される「関連語」は、サブキーワードの宝庫です。メインキーワードだけでなく、関連語の中から月間検索数が一定以上あるものを拾い、見出し構成(H2/H3)に反映する流れを組み込むと、記事1本の網羅性と検索流入の拾える幅が大きく広がります。
特定のユーザー層がすでに存在しているか、想定されており、その人たちがビジネスまたはサイトを直接訪問した際に、コンテンツを有用だと感じてくれると思いますか。
※引用元:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成
Googleが提示しているこの自己問いかけに「はい」と答えるためには、そもそも検索しているユーザー層が存在することを数値で確認する必要があります。aramakijakeは、その確認作業を最短ルートで済ませる道具として位置づけるとよいでしょう。
順位別アクセス予測で施策の費用対効果を試算する
aramakijakeの結果画面に表示される「順位別アクセス予測」は、SEO投資の意思決定に直結する数値です。たとえば「月間検索数10,000・1位アクセス予測3,500」というキーワードであれば、1位を取れた場合の月間流入が3,500、CVR(コンバージョン率)が1%なら月35件の問い合わせ、と試算が組み立てられます。
とくにインハウスSEOで動いている方の場合、SEO担当者が「このキーワードを取りに行きたい理由」を言語化できないと、社内の他部署や経営層からの理解は得にくいものです。「月間検索数3,000のキーワードで、3位以内に入ればCVR1%換算で月10件のリードが見込めます」といった形で数値を示せれば、SEOへの投資判断は一気に現実的なものになります。aramakijakeは、この「最初の数字」を1分以内で用意できる点に最大の価値があると、当社の現場でも繰り返し実感してきました。
aramakijakeを使うときに避けたいこと
便利なツールも使い方を誤ると逆効果になります。当社が現場で見てきた「やってはいけない使い方」を4つに整理しました。これらを避けるだけで、aramakijakeは安全に長く使えるツールになります。
表示された数値を絶対値として鵜呑みにする
aramakijakeの数値はあくまで予測値であり、実際の検索数とぴったり一致するわけではありません。「月間検索数1,000と表示されたから、1位を取れば必ず350アクセス来る」と確約された数字ではない、という点は最初に押さえておく必要があります。検索ボリュームは季節要因やトレンド、Googleアルゴリズムのアップデートによっても変動するため、ある時点のスナップショットとして扱うのが適切です。
当社の運用では、aramakijakeの数値は 「桁感の把握」と「キーワード間の相対比較」 に使うものと位置づけ、最終的なKPI設定にはGoogle Search Consoleの実データやキーワードプランナーのレンジ値を併用することをおすすめしています。複数ツールでクロスチェックする、という運用が実務では安全です。とくに記事公開後は、Search Consoleで実際のインプレッションとクリック数を確認し、aramakijakeの予測値とのズレを検証していくと、自社サイトに固有の補正係数が見えてきます。
検索数だけでキーワード選定を終わらせる
検索数が多いキーワードがすべて狙うべきキーワードか、というとそうではありません。検索意図(インテント)と自社サイトの提供価値が合っていないキーワードで上位を取っても、コンバージョンにはつながらないからです。
たとえば月間10万件検索される「SEOとは」と、月間500件しか検索されない「SEOコンサル 札幌 比較」では、後者のほうがCVR(成約率)は高い、というケースは現場では珍しくありません。前者は「とりあえず調べてみた」段階の検索であるのに対し、後者は明確に「依頼先を比較検討している」段階の検索だからです。aramakijakeで検索数を確認したあとは、必ず実際の検索結果ページ(SERP)を自分の目で確認し、上位表示されている記事の傾向と自社が書ける内容が一致するかを判断するプロセスを入れてください。検索数は出発点であってゴールではありません。
当社の現場では、aramakijakeで候補リストを作ったあと、必ず「このキーワードで検索する人は何を求めているか」「自社サイトはその答えを最も的確に提示できるか」を1キーワードずつ言語化する手順を挟みます。この一手間が、検索数の裏側にある検索意図を取りこぼさないための保険になります。
検索数を稼ぐためにキーワードを詰め込む
aramakijakeで「検索数の多いキーワード」を見つけたあと、それを記事内に過剰に詰め込む——これはSEOの世界で長年指摘されてきたアンチパターンです。Google公式も以下のように明示しています。
サイトに付加価値をもたらさない、キーワードの不必要な繰り返しは避ける。
※引用元:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー
キーワードの不自然な繰り返しはスパム行為と判定され、検索順位の下落やインデックス削除につながる可能性があります。aramakijakeで把握した検索キーワードは、タイトル・H1・リード文・H2見出しに自然に含まれていれば十分です。「キーワードを使う」のと「キーワードで埋める」のは別物 であることを忘れないでください。現代のGoogleアルゴリズムは文脈や意味を理解できるため、不自然な詰め込みはむしろ逆効果になります。
当社が実務で守っている目安として、メインキーワードはタイトル・H1・リード文・H2見出しに自然に含める形で十分です。本文中で繰り返し登場させる必要はなく、関連語や同義語を交えて文章を組み立てるほうが、読み手にとっても検索エンジンにとっても理解しやすい記事になります。aramakijakeの「関連語」表示は、この「同義語・派生語」のヒントとしても活用できる点で、キーワード詰め込みを避けるための補助ツールとしても機能します。
AIや自動化で量産記事を作る材料に使う
aramakijakeで一気に大量のキーワードリストを抽出し、そのままAIで記事を量産してアップロードする——これは2024年3月のコアアップデート以降、明確にスパムと判定される領域に入りました。
検索結果のランキング操作を主な目的として、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することは、スパムに関する Google のポリシーに違反します。
※引用元:AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス
当社でも実際に、AIで量産した記事を多数公開していたサイトがコアアップデートで一気にトラフィックを失う事例を、何度も目にしてきました。aramakijakeはあくまで「人が書く記事のテーマ選定を効率化する」道具であって、「機械が書く記事の入力を量産する」道具ではありません。1記事ずつ人間が責任を持って執筆・編集する前提を崩さない、という運用ルールを社内で徹底することをおすすめします。AIを補助的に活用すること自体は問題ありませんが、人による検証や独自の知見の追加なしに公開するのは避けるべきです。
具体的な使い分けの目安として、当社の現場では「AIに任せてよい工程」と「人がやるべき工程」を明確に分けています。AIに任せてよいのは、構成案の叩き台作り、文体の統一、誤字脱字のチェック、要約や見出しの言い換え案の提案など、あくまで補助的な作業です。一方で、検索意図の解釈、独自の経験や事例の追加、ファクトチェック、最終的な公開判断は人が責任を持って行う、というラインを引いています。aramakijakeは前者の入り口(テーマ選び)で使い、後者(独自性のある執筆)は人の手で進める——この役割分担を守るかどうかが、コアアップデート後のサイト評価を大きく左右します。
まとめ
aramakijakeは、当社ディーボが2009年1月22日から無料で提供している検索数予測ツールで、月間推定検索数と順位別アクセス予測が登録不要・ブラウザだけで確認できます。精度はキーワードプランナーやウーバーサジェストと比較しても実務上十分なレベルにあり、需要のあるキーワード選定、競合分析、SEO施策の費用対効果試算といった用途で日々の運用にしっかり組み込めます。日本語キーワードに特化している点、GoogleとYahoo!の両方の数値が一画面で確認できる点も、国内サイト運営者にとって地味ながら大きなメリットです。
一方で、表示された数値を絶対値として鵜呑みにする、検索数だけでキーワード選定を完結させる、キーワードを詰め込む、AIで量産記事を作る、といった使い方はGoogleのスパムポリシーや品質ガイドラインに反する結果を招きます。道具は、使い手の運用ルール次第で価値が変わる——20年以上SEO支援を続けてきた立場から、これだけは強くお伝えしたいポイントです。aramakijakeは「キーワードの需要を1分で確認する」入口として優秀ですが、その数字をどう活かすかは、最終的に運用者の戦略と倫理感に委ねられています。
「aramakijakeで把握したキーワードを、自社サイトでどう体系的に運用すればよいかわからない」「複数キーワードを一括で管理し、AIによる記事生成までワンストップで進めたい」——そうしたお悩みがあれば、当社ディーボのSEOツール「キーワードファインダー」をご検討ください。無料オンライン相談申し込みでは、貴社のサイト状況に合わせたキーワード戦略を、SEOコンサルタントが直接ヒアリングのうえご提案いたします。aramakijakeで把握した「需要のあるキーワード」を、しっかり成果へとつなげる次の一手として、ぜひお気軽にご活用ください。
