「送信されたurlにnoindexタグが追加されています」とは?エラーの理由と改善方法について

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送信されたurlにnoindexタグが追加されています

Webページのインデックス状況を確認できるカバレッジ関連の問題には「送信されたurlにnoindexタグが追加されています」といったエラーによってサーチコンソールからメールが届く場合があります。

これはGoogleのクローラーがサイト内のページを巡回していく中でインデックスしてほしいと思われるページ、要はsitemap.xmlの一覧にnoindex付きのページを含んでいることが主な原因です。

しかし、これがもし敢えてnoindexを記述して特定のページをインデックスさせない運営方針なら問題ありません。(例えばフォームや会社概要は検索結果で上位表示させても検索するユーザーがいませんよね?)そこでサーチコンソールは何らかの手違いで重要なページにnoindexが記述されていたとしたら大きく順位に影響してしまうことを考慮して知らせてくれているわけです。

つまりこれを解決するにはページのnoindexを削除する、もしくはsitemap.xmlから該当するページを削除するといった方法が考えられます。

ただ、上記の通りインデックスさせたくないページがある場合なら問題ありません。エラーが出ている状態なので気持ちの良いものではありませんが、無視していても大丈夫です。

とは言え、エラーはエラーなので改善しておいて損はありません。(本当に重要なページにnoindexが記述されている可能性も0ではありませんので通知が届いたら念のため確認しておきましょう。)

では今回は希にサーチコンソールからメールで通知が来るカバレッジエラーのひとつ、“送信されたurlにnoindexタグが追加されています”についてエラーとなる理由や対策方法などを詳しくご説明していきたいと思います。

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「送信されたurlにnoindexタグが追加されています」とは?

このエラーは、サーバーの第一階層に置くsitemap.xmlにnoindex付きのページが含まれている場合に発生するもので、サーチコンソールのインデックス カバレッジでも「送信されたurlにnoindexタグが追加されています」とエラー数とその推移が表示されているはずです。

そしてGoogleのクローラーは、そのsitemap.xmlを参考にサイト内をクロールしていく中、noindexが付与されたページに関してインデックスさせたいのか?インデックスさせたくないのか?混乱してしまうわけです。(基本的にsitemap.xmlに強制力はありませんので、この場合noindexが優先されてしまいます。)

そもそもターゲットキーワードでご自身のページを検索結果に表示させるには、Googleのクローラーにページを巡回してもらい、正しく評価してもらう必要があります。そしてそのクローラーはサーバー上に置いてあるsitemap.xmlを参考に内部リンクなどを辿ってデータベースに登録していくわけですが、何らかの手違いで重要なページにnoindexを記述してしまうと検索順位から表示されなくなってしまい、その間は機会損失となってしまいます。

そのため、敢えてnoindexを記述しているのなら放置していても問題ないエラーではありますが、上記の通り重要なページが検索結果から消えてしまうことも十分考えられますので、念のため確認するべき内容と言えるでしょう。

エラーとなる理由

このエラーが発生する理由は上記の通りnoindexを記述しているページがクロールのヒントとなるsitemap.xmlに記載されている矛盾によるためです。

  • sitemap.xmlに記述しているページ→クロールを促している
  • noindexの付与→インデックスさせない

特に最近のサイトはほとんどがWordPressを導入して管理・運営されていると思われ、noindexも個別ページ単位で簡単に付与できてしまいます。ただ、その場合sitemap.xmlからもそのページを除外しなければ今回のようなエラーとなってしまいます。(ここの失念が大きな理由かと思われます。)

というのも、サイト内では検索意図を理由に重複コンテンツは避けるべきであり、その改善方法のひとつにnoindexの付与が挙げられます。

そして、通常であれば敢えてnoindexを付与して重複を回避しているかと思われますが、中には何らかの手違いで重要なページがインデックスから削除されてしまう可能性も0ではありません。

このことからも「カバレッジhttps://sample.com/で問題が検出されました」といったメールが届いたら必ず中身を確認し、もしカバレッジのエラーとして「送信されたurlにnoindexタグが追加されています」と記載されていれば、どのページのどういったエラーなのか確認することが大切です。

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インデックス カバレッジとは?

サーチコンソール上の項目には“インデックス カバレッジ”と呼ばれるページがあり、ここでは検索エンジンにサイト内のページをどう把握されているのか?ひと目でチェックでき、主に以下の4パターンからページの状態が確認できる便利な機能のひとつです。(この枠に囲まれている4つはそれぞれが押せる状態となっていて、アクティブ/非アクティブにすることでその下に表示されているグラフに反映されます。)

そしてサイト内で公開しているページ数と“有効”と記載されている数値は合致していることが理想です。しかし中には冒頭のようにインデックスさせる必要のないページ、いわゆるクロールしなくても良いページにはrobots.txtでクローラーを制御したり、noindexを付与して不要なクロールを避け、重要なページを優先的に巡回してもらうことが重要です。

  • エラー
  • 有効(警告あり)
  • 有効
  • 除外

特にプライバシーポリシーやお問い合わせフォームといったページはインデックスされる必要がありませんので、それよりもターゲットキーワードで上位表示させたい重要なページを優先的にクロールしてもらえるようにrobots.txtやnoindexを活用するというわけです。(もちろんコンテンツの質は重要なので思うように順位が付かない場合はリライトなども必要となってきます。)

その“インデックス カバレッジ”に表示される“エラー”には以下のような種類が存在し、ページが現在どういった状態なのかすぐに把握でき、各種ステータスをクリックすると、どのページにエラーが発生しているのかが一覧で表示されているため、念のため確認した上で必要に応じて対応しましょう。

  • サーバーエラー(5xx)
  • リダイレクト エラー
  • 送信された URL が robots.txt によってブロックされました
  • 送信された URL に noindex タグが追加されています
  • 送信された URL はソフト 404 エラーのようです
  • 送信された URL が未承認のリクエスト(401)を返しました
  • 送信された URL が見つかりませんでした(404)
  • 送信された URL のクロールに問題があります

上記のようにサイトには様々なエラーが十分考えられるため、エラーの通知メールチェックはもちろん、定期的にサーチコンソールからサイトの状態を確認しておくことが大切です。
※参考:インデックス カバレッジ レポート – Search Console ヘルプ

この“インデックス カバレッジ”について詳しくは、こちらの「インデックス カバレッジからインデックス状況を確認する方法」もぜひご覧ください。
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「送信されたurlにnoindexタグが追加されています」の解決方法

では、この“送信されたurlにnoindexタグが追加されています”と通知が届いた場合の改善方法はまず、該当するページをインデックスさせたいのかどうか再確認し、もしインデックスの必要がなければsitemap.xmlから削除する、もしくはインデックスさせたければnoindexを削除して対応します。

要はサーチコンソールがインデックスするのかどうか迷っていることを意味するエラーなので、検索結果に表示させたいのか・させたくないのかを選び、それに伴って適宜対応します。

ただ、このエラーはサイト管理者が正しい認識でnoindexしている場合だと問題ありませんので、確認して意図した通りの状態であればそのままでも構いません。

そもそもnoindexというタグはインデックスしてほしくないページなので、Googleの検索エンジンにとってもそのうちクロールしなくなる≒そのページのリンクも巡回しなくなります。

これらを考慮すると重複せずに質の高い記事だけを公開しておく(正しくインデックスさせておく)サイト管理がなぜ大切なのかがおわかりいただけるかと思われ、少なからずクローラーの最適にも繋がることでしょう。

noindexが記述されているか確認する

ということでこのエラーが発生した場合はまず、該当するページにnoindexが記述されているかどうか確認します。(目視するよりもソースを表示して検索してみると確実です。)もちろん上記の通り意図したnoindexでのページ管理であれば問題ありませんが、念のため重要なページにnoindexが記述されていないかどうか把握しておくことが大切です。

また、このnoindexはWordPressのテーマによってはデフォルトでカテゴリーやタグなどタクソノミーごとに付与することも可能です。そのため、noindexを削除したつもりでも残っているケースがありますので、ソースから検索して削除されていることを確認しましょう。(もちろんキャッシュが残っていることも考えられますのでクリアしてチェックしてみてください。)

そして、このタグは上記の通りWordPressをお使いなら個別ページからも簡単に付与できてしまうため、複数人で管理している場合は特に注意が必要で、意図していないページにnoindexが記述されていると今回のようなエラーとして計測されてしまいます。

ただし万が一重要なページにnoindexが記述されていて、インデックスから削除されてしまった場合でもnoindexタグを削除した後にサーチコンソールの“URL検索”から該当のURLをチェックし、“インデックス登録をリクエスト”をクリックしてクローラーの巡回を促せばまた検索結果ページに表示されるので心配ありません。

この場合再度インデックスされても順位にそこまで影響しませんが、長期に渡ってインデックスから削除された状態だと評価も変わる可能性がありますので、エラーはエラーとしてチェックしておくことが重要です。

この“noindex”について詳しくは、こちらの「noindexとnofollowの正しい使い方について」もぜひご覧ください。
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noindexならsitemap.xmlからURLを除外する

そして、noindexを記述しているページはクローラーがサイト内を巡回するために参考とするsitemap.xmlから除外する必要があります。

そもそもこれがエラーとなる原因でもありますので、sitemap.xmlにはnoindex付きのページを含めずにトップの階層にアップロードしておきましょう。

しかし、このsitemap.xmlは手動で更新するのは手間なので、多くの方がプラグインを活用しているかと思います。そのため、個別にnoindexが記述されているページをsitemap.xmlから除外しなければいけません。(ここでは主に“XML Sitemap”と“All In One SEO”の対応方法についてご説明します。)

そもそもこの“送信されたURLにnoindexタグが追加されています”といったエラーは、「送信された」とあります。これはsitemap.xmlのことを意味しているため、ここから該当するページを削除する必要があるというわけです。

また、前述した通りこのエラーはサイト管理者が理解した上での状態だとしたらそのまま放置していても問題なく、他のページの検索順位に影響することもありません。

ただしエラーはエラーなのでしっかりと対応しておきたい場合は上記の通りnoindexが記述されているページをsitemap.xmlから除外すると良いでしょう。この場合、該当するエラーをクリックすると“修正を検証”というボタンがありますので、対応した後にそちらをクリックして数日様子を見てみるとエラーが解消されているはずです。

中でもsitemap.xmlは自動で管理している方も多いかと思われますが、ちょっとした設定で個別のページを除外することも可能ですので、この“送信されたurlにnoindexタグが追加されています”といったエラーを解消したい方はぜひ参考にしてみてください。

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XML Sitemapの場合

sitemap.xmlを作成するためにWordPressのプラグインのひとつ“XML Sitemap”を使っている場合、基本はカテゴリーやタグなどを指定してsitemap.xmlに記述するページを一括で自動的に出力・更新していきますが、他にも設定画面に以下の通り“Excluded Items(除外するアイテム)”といった項目がありますので、該当する個別ページや固定ページをIDで指定することも可能です。(IDはページ編集画面のURLに表示されている“post=xxx”の数字となります。)

そして該当するページが複数ある場合はカンマ区切りで追加していきます。
また、このプラグインは定期的にsitemap.xmlを自動更新していきますので、そのうちクローラーもnoindexで正しいことを認識し、検索エンジンのデータベースから削除するはずです。

他にも規約ページや申し込みフォームといったインデックスの必要がないページに関しても同じく除外しておくと良いでしょう。少なからずクローラーの最適化にも繋がります。

このように“送信されたURLにnoindexタグが追加されています”といったエラーは実際にクローラーがページを巡回して発生しているため、事前に無駄なクロールを回避させておくことが大切です。

この“Google XML Sitemaps”について詳しくは、こちらの「Google XML Sitemapsの使い方と設定方法について」もぜひご覧ください。

All In One SEO(AIOSEO)の場合

続いて“All In One SEO”をお使いの場合は、設定画面の“サイトマップ”にある“高度な設定”にチェックを入れると“ページ・投稿を除外”といった項目が表示されるので、ここに個別ページを指定していきます。

ただ、最新のバージョンをお使いの場合は該当するページタイトルの一部を入力すると自動的に候補が表示されますので、その中から除外したいページをクリックします。もちろん複数ページも指定可能ですので追加で入力していきましょう。

このようにsitemap.xmlを自動的に出力してくれるプラグインには個別で除外できる機能がありますので、noindexを記述しているページに関しては手動で指定しておくことが大切です。

ちなみにサイト全体のページ数が少ない・更新頻度もそこまで多くはないという場合はわざわざプラグインを入れる必要もないかと思われますので、サーバーへの負荷や読み込み速度を考慮して面倒でも手動で更新するべきです。
※サイトマップの作成方法については、こちら「サイトマップを設置する理由と作り方について」の記事を参考にしてみてください。

また、以下のヘルプページにも記載されている通り、noindexタグをページから削除して再度インデックスさせたい場合はクロールを促す“インデックス登録をリクエスト”をクリックします。
※少しわかりにくいかもしれませんが、要は“URL検査”から該当するページURLを入力してページの状態を表示し、“インデックス登録をリクエスト”を押すだけです。


a.[公開 URL をテスト] をクリックします
b.[登録の可否] > [インデックス作成] > [インデックス登録を許可?] で、noindex ディレクティブがまだ検出されるかどうかを確認します。noindex が存在しない場合は、[インデックス登録をリクエスト] をクリックして、Google にページのインデックス登録を再試行するようにリクエストします。noindex がまだ存在する場合は、ページをインデックスに登録するために削除する必要があります。

上記の通りsitemap.xmlを自動で出力・更新するにはプラグインを活用すると非常に便利ではありますが、どうしても個別ページを除外するにはIDなどを指定して管理する必要があります。

まとめ

今回は、noindexが付いたページをsitemap.xmlにも記述してしまった際に発生するサーチコンソールのエラーのひとつ“送信されたURLにnoindexタグが追加されています”の意味と改善する方法について詳しくご説明しました。

上記の通りこのエラーは検索結果に表示させたくないことを意味するnoindexが記述されているページ、そしてクロールする際に参考となるsitemap.xml、これらがバッティングした際に発生するため、sitemap.xmlにはnoindexを付与したページは記述しないことが大切です。

そしてそれによって他のページに影響を及ぼすようなエラーではないため、正しいサイト管理であればそのままでも構いませんが、あまりエラーを放置するのも気持ちの良いものではありませんので、気になるようであれば上記の通り個別に設定したnoindexのページをsitemap.xmlから除外する設定を行ってクローラーが巡回してくるのを待ちましょう。そのうちエラーが減っているはずです。

他にもサイトを管理・運営していると様々なエラーなどが発生する場合もありますので、定期的にサーチコンソールなどをチェックして問題があれば適宜対応しましょう。

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