Webページを作成する際、定める対策キーワードは1ページにつき1つに絞ることが大切です。
つまり、1記事1キーワードを念頭に置いてコンテンツを構築するということは、テーマが際立つということにも繋がり、検索クエリに対する明確な“答え”として検索エンジンに評価されることで、SEO効果に期待できるというわけです。
そういった記事内の構造をしっかりと考慮した上でコンテンツを作成することによって、ゆくゆくはサイト構造も明確になり、関連する記事をうまく繋げる強い“内部リンク構築”に成功するということにも繋がります。
もし、カテゴリを決める際、複数に適応するようなコンテンツは、そもそもキーワードが際立っていない証拠です。
そういった複数の内容からなるコンテンツは、そのテーマをタイトルとしたページを別々に用意して、内部リンクで繋げるべきでしょう。
では、今回は検索エンジンに評価されやすい、上位表示に必要な1記事1キーワードの考え方についてご説明していきたいと思います。
1記事1キーワードについて
冒頭でもご説明した通り、1記事に対して定めるキーワードはひとつにするべきです。
もし、文字数を増やして上位表示させたいと考えて、様々なコンテンツを網羅する場合は特に注意が必要で、テーマから枝分かれした内容は適切なものが必要となります。
例えば、テーマに関係していると思って自分なりにコンテンツを網羅してしまうと、ユーザーに対して適切なコンテンツとは呼べない内容になってしまう場合があり、そういった記事は恐らく順位も思うように上昇していないと思われます。
そのため、検索クエリに対して適切な答えとなる内容は、しっかりと調査するべきであって、一部のコンテンツを削除したとたん、順位が上昇したケースも珍しくありません。
1キーワードとは
ここで言う“キーワードひとつ”というのは、単純に単ワードを意味しているわけではなく、単語も含め複合キーワードも考慮したうえでの“1パターン”ということを指します。
また、テーマを表現するために必要なコンテンツというのは、h1~6といった見出しをイメージすると良いでしょう。
そして、重要なのがこの見出しに対するキーワードの選定です。
つまり、網羅されたコンテンツでも、キーワード選定が的確な場合、それは必要なコンテンツとして評価されるというものです。
極端な例で言うと…以下の2つは別記事にするべきということが当然おわかりいただけるかと思います。
- 「高級 焼肉」
- 「激安 焼肉」
この場合、ユーザーが求めているものが全く異なるため、それぞれ別ページとして深掘りしたコンテンツで対策するべきということです。
これはあくまでひとつの例ではありますが、このキーワードでどちらとも1位を目指すのは無理があるというわけですね。
以上のことから、上位表示できていないページの特徴として、以下のようなことが挙げられます。
- 検索クエリに対して不要なコンテンツがある
- 検索クエリに対して不十分なコンテンツがある
なぜ評価されるのか?
では、なぜ1つの記事を1つのキーワードで構築すると評価されるのかというと、当然Googleの検索エンジンが何について書かれている記事なのかを明確に判断できるということが考えられます。
現在のGoogleは、単語のつながり、前後の文脈などから内容を理解し、評価している傾向にあるため、異なるキーワードでどちらとも上位を狙うには無理があり、1記事1キーワードで対策することが重要となります。
また、内部リンクに設置した内容もひとつのコンテンツとして検索エンジンは評価し、それはひとつの記事で上位を狙うよりも効果的で、関連するコンテンツが多ければ、より高く評価されるようになります。
これが、先ほどご説明したほぼリンクだけのページでも上位表示するという意味です。
キーワード選定が重要
上記のように、上位表示させるためには、1ページに定めるキーワードをひとつにして、さらにコンテンツを構築する見出しのキーワード選定が重要となります。
そして、それらを横に広げるのではなく、深掘りしたコンテンツにすることで、より高く評価され、順位上昇に期待できるというわけです。
では、このキーワードはどこから探すのかというと…関連キーワードやサジェストから探します。
例えば、先ほどの「高級 焼肉」をGoogleで検索してみると、以下のようなサジェストが確認できます。
これ以外にも“goodkeyword”などを参考にサジェストや関連キーワードを集めます。
また、“Yahoo!知恵袋”を利用してみても、実際どういった内容をユーザーが求めているのかがわかるかと思います。
すると…以下のようなキーワードが需要があるということがわかります。
- 個室
- 食べ放題
他にも「口コミ」や「最高級」といったサジェストも見つかりました。
さらに、「個室」に関するサジェストを見てみると、「デート」や「子供」といったサジェストが見つかりますが、ここまでくると最初の検索クエリとの意図が乖離してないかどうかをしっかりとチェックすることが重要となってきます。
例えば、上記では「食べ放題」といったサジェストを候補として上げましたが、「焼肉 高級」で検索しているユーザーがそれを求めているかどうかをしっかりとチェックする必要があるということです。
この、サジェストや関連キーワードについては、ぜひこちらの記事もご覧下さい。
流入キーワードを把握する
次に、実際ページを公開した後、どういったキーワードで流入しているのかをサーチコンソールを参考にチェックしましょう。
これによって、検索クエリ(対策キーワード)とコンテンツがうまく合致しているのかどうかの確認ができます。
もし、思うように検索順位が付いていないようでしたら、流入しているキーワードの表示回数やクリック率(CTR)から、検索意図とはずれてしまっているコンテンツを特定して、その箇所を削除して様子を見ます。
また、表示回数が多いキーワードは特に知りたい内容となりますので、そこのコンテンツをより詳しく充足することも大切です。
まとめ
今回は、1記事1キーワードにすることの重要性や、上位表示させるためのページ構築についてご説明しました。
このように、キーワードを絞ることで、検索ユーザーの目的に合致した情報を伝えることが可能になるわけですが、同時にコンテンツ自体もしっかりと作り込む必要があるということが言えるでしょう。
さらに、そのページに関連するコンテンツを量産して内部リンクで繋げることが強いサイトへ成長することになるため、キーワード選定が今後ますます重要となってくると思われます。
思い込み・思いつきでキーワードを決めていませんか?自然検索を順調に伸ばすには、サイトに関連するキーワードを自社・競合の傾向に合わせて選ぶことが大切です。
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