検索クエリとキーワードの意味や違いをご存知ですか?
SEOを行っている方なら一度は耳にしたこともあるかと思われる単語ですが、まず「検索クエリ」とは、ユーザーが検索する時に実際に入力するキーワードとなり、一方で「キーワード」とはWebマーケティングを行う担当者などが広告やキャンペーンに使用する単語といった意味になります。
そして、最近の検索順位は、検索クエリに合致したコンテンツが上位表示されている傾向にあるため、どういったキーワードでページに流入しているのか?現状を把握・チェックすることが非常に重要となっています。
すなわち、この“検索クエリ”は、コンテンツを改善するにあたって非常に重要な指標となるわけです。
では今回は、この「検索クエリ」と「キーワード」について詳しくご説明していきたいと思います。
検索クエリとは
検索クエリとは、ユーザーがGoogleなどの検索窓に実際に入力して検索した単語・フレーズのことをいいます。
そして、最近のSEOでは、この検索クエリによって何を知りたがっているのかが非常に重要となり、そういった調査が上位表示させるコンテンツ作りに必要となっています。
また、この検索クエリは、例えば10人のユーザーが同じ製品を検索したとしても、全く同じキーワードになるとは限らず、以下のようにスペルミスも含め、それぞれ異なる検索クエリによって検索される可能性があります。
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このように、ユーザーごとに検索クエリが異なり、知りたい・解決したい内容にも若干の違いが見られます。
検索順位を上げるためには、こういった検索クエリのちょっとした違いを考慮して、コンテンツにユーザーが知りたい情報が記載されていない場合や、不十分な場合はコンテンツそのものを充足させてあげる必要があります。
検索クエリとキーワードの違い
次に、「検索クエリ」と「キーワード」の大きな違いについてですが、これは下記のように誰が使用するか?です。
- キーワード:マーケティング担当者
- 検索クエリ:検索ユーザー
マーケティング担当者は「キーワード」を使用してリスティング広告などを作成し、検索ユーザーはブラウザでキーワードを入力してオンラインで情報を検索します。(このユーザーが検索したキーワードのことを“検索クエリ”と呼びます。)
そして、ユーザーは自分の「検索クエリ」に対して分析はしませんが、マーケティング担当者は、これらの「検索クエリ」を深く分析し、それを使用してマーケティング戦略で目標とする「キーワード」を決定します。
このように、ユーザーが実際に検索する「検索クエリ」はまさに十人十色で異なり、その中でも効果的なキーワードを深く分析し、対策キーワードとして広告に使用します。
似ているようで異なる2つの単語にはそういった意味があり、広告としての需要と供給の接点となるわけです。
検索クエリを調べる方法
次に、検索クエリの調べ方についてご説明していきます。
このコンテンツに重要な検索クエリは、アナリティクスの「集客」>「Search Console」>「検索クエリ」から確認することができます。
アナリティクスにサーチコンソールを設定する(連携する)
上記の方法で“検索クエリ”をチェックするには、あらかじめサーチコンソールとの連携が必要となります。
もし、アナリティクスではじめて“検索クエリ”を開く場合は、連携を促すリンクなどが表示されているかと思いますので、そちらにしたがって連携を完了させましょう。
参考:Google アナリティクスで Search Console のデータにアクセスする
「other」について
そして、この“検索クエリ”に「other」と表示されて、キーワードがわからなくなってしまったものがあるかと思いますが、こちらはその名の通り“その他”を意味し、アナリティクスの仕様などの理由から、うまく情報収集することができなかったことが原因となります。
この辺りは計測方法が多少複雑なようなので、以下のヘルプを参考にしてみると良いでしょう。
値の種類が多いディメンションは、高基数ディメンションと呼ばれ、こうしたディメンションを含むレポートは、アナリティクスのシステム上の制限に影響されることがあります。その場合はレポートに集約項目 (other) が作成され、システム制限を超えたデータがその項目に集約されます。
サーチコンソールを利用する
また、サーチコンソールの「検索トラフィック」>「検索アナリティクス」を直接利用して検索クエリをチェックする方法もあります。
これだと、実際に流入していないキーワード(検索結果にご自身のページが表示されたキーワード)や、その順位も調べることができるので、より確実にコンテンツ改善に役立てることができます。
例えば、検索ニーズとコンテンツの内容が合致していないことが理由で検索順位が思うように上昇していないと仮定したページの場合、この検索クエリを参考に余計なコンテンツ箇所がないかどうかをチェックするといったリライトに活用することができます。
上位表示させたいページのキーワードは当然対策していると思いますが、実際に流入してきた「検索クエリ」を知ることで、そのキーワードに必要なコンテンツ(ユーザーが求める内容)や、必要のないコンテンツ(別ページにするべきコンテンツ)がわかります。
これを元に、競合よりも質の高いコンテンツを目指して改善を繰り返すことが大切です。
まとめ
今回は、ユーザーが実際に検索する時に使用した“検索クエリ”についてご説明してきましたが、検索クエリは実際にユーザーが検索したキーワードとなることから、対策するキーワードで上位表示させるためのヒントとなり、コンテンツ改善のために非常に重要な指標となります。
しっかりとご自身のページの検索クエリをチェックして、検索順位と検索ニーズをよく考慮した上で、コンテンツの改善に役立てましょう。
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