Google検索で上位表示させる方法を正しく理解していますか?
サイトやブログを管理・運営されている方なら検索順位もチェックしているかと思われますが、ターゲットキーワードを決めてコンテンツ作成したものの、なかなか順位が上がらない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
最近のSEOは、闇雲にコンテンツを充実させるだけでは検索で上位表示することができません。
もちろん、キーワードの詰め込みや被リンクのみの対策も同じく良い結果は得られないでしょう。
被リンクに限っては効果的ですが、あくまでコンテンツありきであってユーザーが求める役立つ内容でなければ大きな効果は期待できません。
要は検索意図をしっかりと満たす内容が必須で、さらにキーワード選定の際も競合調査など上位表示できるかどうかのチェックも必要となります。
ただ、月間検索数の多いキーワードで上位表示させたい気持ちもわかりますが、ジャンルによっては非常に難しいケースもありますのでキーワード選定とそのキーワードでユーザーが何を求めているのか?検索意図をしっかりと調査してから記事作成に進みましょう。
では、今回はGoogle検索で上位表示させるために必要なポイントについて詳しくご説明していきたいと思います。
目次
Google検索で上位表示させるためには何が必要なのか
まずはじめに“検索順位”とは、ブラウザでGoogleや“Yahoo! JAPAN”を利用して検索した時の結果ページに表示されている順位(ランキング)を意味します。
もちろん、その検索順位が高ければ高いほど多くのアクセスが期待でき、安定的にサイトの目的である“購入”をはじめとする申し込みなどの成果を上げられるため、マーケティングの中でも重要度の高い要素です。
つまり検索ユーザーが求めている内容を的確にコンテンツ化する必要があり、的外れな内容だと正しく順位も付かないでしょうし、思うように上位表示できないかと思われます。
そのため、どういったサイト・ブログにおいてもキーワード選定が必須となり、検索エンジンの仕組みを理解した上で、そのキーワードに対して改善を繰り返すことが重要となるわけです。
ただし、昨今の検索結果はドメインの強さやE-E-A-Tも必須となるケースも多く、テーマやジャンル選びをする際は実際に検索してみてどういった競合が検索上位を占めているのかチェックするようにしましょう。
検索順位が決まる仕組み
では、この検索順位はどのようにして決まっているのかというと、これはGoogleの検索エンジンのアルゴリズムによって決定されます。
しかし、このアルゴリズムが具体的にどのように順位を決めているのかは正式には公表されていません。
代わりに、Googleの公式ブログ(Webmaster Central Blog)やセミナー、または下記のようなガイドラインなどでその一部が公表されているので参考にしてみてください。
参考:検索品質ガイドライン
これらによると、アルゴリズムは200以上もの項目にも及ぶとされていて、ガイドラインを元に重要な要素を優先して改善を繰り返すことが検索順位を上げるためのポイントとなるため、SEOで成功するためには、こういった情報にも目を通しておくと良いでしょう。
また、“Yahoo! JAPAN”は以前まで独自の検索エンジンを使用していましたが、現在はGoogleの検索エンジンを使用しているため、検索順位を上げるということはGoogleの検索エンジンを対策するという認識で間違いありません。
そして、まず検索エンジンのプログラムであるボットがページを巡回していき、情報収集してデータベースに登録、その後いくつもの要素を経た後に検索順位が決まるので、クローラビリティやキーワードに対するコンテンツの質が重要となってきます。
クローラーに巡回される
クローラーとは検索エンジンがインターネット上に存在するファイルを巡回するプログラムで、すでにデータベースに登録されているURLやページ内に設置した内部・外部のリンクを辿っていきます。
そのため、重要なページにクロールしてもらうためにも“noindex”や“robots.txt”などで最適化しておくことが大切です。
というのもクローラーは一度の巡回で全てを把握していくわけではなく、例えば申し込みページなどは検索順位に表示される必要がありませんから、こういったページにはクロールの巡回をブロックしておきましょう。
一方、なかなかクロールされない(データベースに登録されない)場合は、サーチコンソールから巡回を促してみたり、各種SNSでアクセスを流すこともポイントとなります。(特にサイトを立ち上げた最初の頃はなかなか検索順位も付きませんから、あまり気にせず質の高い記事に注力した方が得策です。)
データベースに登録される
続いて検索エンジンのボットにクロールされるとデータベースに登録されるわけですが、これを“インデックスされる”といった言い方をします。
つまり検索結果に何らかのキーワードで表示されるためにはインデックスされなければいけないというわけです。
ということはインデックスされやすいサイトにすることがポイントで、例えば内部リンクを精査(必要のないリンクは削除する)したり、重複する記事を統一あるいは削除、階層をシンプルにするなどユーザーにとっても検索エンジンにとっても使いやすく利便性の高い状態が理想です。
そうすることでクローラーも巡回しやすくなりますし、結果インデックスされやすくもなります。この辺りはページを一部修正して更新した場合でも中々反映されないケースも珍しくありませんので、割と重要視した方が良いでしょう。
また、明らかに質の悪いページや重複したコンテンツなどはインデックスされませんので、その辺も考慮した上でユーザーに役立つコンテンツを目指し、順位が付いたとしてもうまく上位表示できない場合はキーワードの再考やリライトが必要となります。
検索順位の決定
続いて200以上もの要素から検索キーワードに対して適切なコンテンツをランキング形式で表示します。
ここではやはりユーザーが検索したキーワードで一体何を知りたいのか?解決したいのか?といった検索意図をしっかりと満たすコンテンツが必須で、Google検索で上位表示させるためには記事を書きはじめる前のキーワード調査が最も重要となるわけです。
他にも最近だとドメインの強さも大きく影響するため、ドメインそのものを強化することも重要です。
ドメインの強化にはやはり被リンクが効果的です。そしてサイトにアクセスを流すことも大切なので、月間検索数は少なくとも確実に上位を目指せるテールワードで徐々にアクセスを増やすことにも注力しましょう。
こう考えるとサイトやブログのジャンルやテーマは絞るべきで、そうすることで専門性や権威性にも良い影響を及ぼしますから、ユーザーにとっても信頼できることと思われます。
Google検索で上位表示させる重要な要素
上記の通り検索エンジンの仕組みを理解すると、自身の記事を上位表示させるために必要な要素が色々と見えてきます。
コンテンツの強化はもちろん、サーチコンソールから流入キーワードをチェックして検索意図を満たしているかどうかの確認、もし意図していないキーワードで数多く流入していれば部分的に別ページに分割しても良いでしょうし、そもそもキーワード選定を再考してみるのもひとつの手です。
これらを把握しておくことによって闇雲に施策を打つのではなく、次に何をするべきなのか?が把握できるので、ひとつずつしっかりと理解しておきましょう。
キーワード選定
まずサイトのトップページ、もしくは個別ページなど、全てのページにどういった検索キーワードで上位表示させたいのかしっかりと選ぶ必要があります。
ポイントとしては…
- サイト内でキーワードを重複させない
- 基本1ページ1キーワード
- 検索意図が異なるキーワードを詰め込まない
- 関連するキーワードは別ページにする
といったことが挙げられます。
そして、この検索キーワードは、需要によって検索ボリューム(検索される数)が異なり、当然検索数が多いキーワードは競合も強く、上位表示させることが難しくなってきます。
この場合のコツとしては、強いキーワード(単ワードなど)でページを作成し、それを元に関連する複合キーワードでコンテンツを作って内部リンクで繋ぐことです。それによって強固なサイト構築やユーザーにとっても利便性の高いページに繋がり、検索エンジンにも専門性の高いサイトとして評価されます。
このように、リンク先もそのページのコンテンツとしてある程度まとまった記事群を作ることで強いキーワードでも上位表示させることができます。
そのため、各ページのキーワード選定はあいまいではなくしっかりと設定して、それに沿ったコンテンツ作りが重要となり、さらに日々の順位チェックも必要ということがわかりますね。
タイトルタグや見出しにキーワードを入れる
タイトルタグや見出し(hタグ)はページにとって重要な要素のひとつです。それらのタグにターゲットキーワードを入れるとユーザーにも検索エンジンにもどういった内容の記事なのか伝わりやすくなります。
ただし上位表示だけを意識して不自然になるような詰め込みはいけません。あくまでわかりやすく内容を伝えるために適切なタイトル・見出しにすることが大切です。
さらに、タイトルや見出しは端的にまとめることも重要となります。
それは、文字数が増えるということは単純にキーワードも増えることになり、テーマ自体がぼやけてしまうからです。
そうなってしまうと、以下のような理由によって検索エンジンからの高い評価が期待できません。
- 何についてのコンテンツなのか?
- 誰に向けてのコンテンツなのか?
そのため、Google検索で上位表示させたいのなら、検索意図に合った内容であることを明確に伝えることを意識するべきです。
ジャンルやテーマを統一する
先述した通りサイトやブログではテーマを統一した方が有利です。
もし全く別の内容でコンテンツを作っていくのなら、別のドメインで作成するべきで、その方がユーザー・検索エンジンともに理解しやすく、専門性も上がりますしブランディングにも繋がります。
つまり専門性が高ければ信頼性にも期待できますし、指名検索であなたのサイトやブログにリピートしてもらえるかもしれません。
こうして正しい手順で記事を書いて地道にアクセスを増やしていくと、ドメイン自体も成長しますのでサイト全体の検索順位も上がります。
ただし最近の検索エンジンは記事の内容よりもドメインの強弱をひとつの指標にしている可能性が高く、単純に内容が悪いからといって検索順位が低いと判断して何度もリライトを繰り返すのは得策とは言えません。
この辺りはターゲットとするキーワードによって異なりますので、実際に検索してみて競合や内容をよく見て判断しましょう。
被リンクを増やす
ドメインやE-E-A-Tを強化するために必要なのがこの被リンクです。
ここでの被リンクとは、外部から受けるリンクを意味し、最近ではこの被リンクの質も重要視され、上位表示させるために非常に重要な要素となります。
そして、この被リンクは、当然外部からのものとなりますので、ご自身では調整することが難しい要素となります。
そのため、お手持ちの関連サイトから被リンクを設定するといった方法も考えられますが、今後も数多くの被リンクを獲得するためには、以下のようなユーザーにとって役立つ内容や、有益なコンテンツを作ることが重要です。
- ぜひこのページを紹介したい
- 内容をぜひシェアしたい
- わかりやすいので一部抜粋して引用したい
- ためになるコンテンツのまとめ記事に使いたい
ただ、そう簡単に増やせるものではありませんので、万が一ページを一部掲載したい・紹介したいなどの連絡を受け取るためにもお問い合わせページや各種SNSで接点を作っておきましょう。
また、どれだけ内容が良くてもドメインの強さだけで上位表示できないジャンルはキーワード選定の再考やジャンル選びを改めるのもひとつの手です。
質の高いコンテンツを書く
次に、検索順位を上げる基本となる検索ユーザーが求めるコンテンツを書くという点です。
これは、上記でもご説明した通りユーザーが求める内容を明確に・ピンポイントで深掘りしたコンテンツが理想で、自身の判断や想像でコンテンツを作るのではなく、検索キーワードによって何を解決したいのかをしっかりと調査した上で作成する必要があります。
ポイントとしては、実際に検索してみてGoogleがユーザーの欲しい情報だと認識している内容を把握するということです。
この辺りは微妙に変化する場合もありますので、検索順位が下がってしまった場合に検索意図が変わっていないかチェックしてみてください。(新しい情報などが追加されているなら適宜コンテンツを変更することが大切です。)
そのため、検索キーワードとそれに対する適切な“答え”をコンテンツ化していなければ、恐らく検索順位も思うように上昇することはないと思われます。
他にも上位表示させる要素はありますが、基本はコンテンツです。
しっかりとユーザーにとって役立つコンテンツを心がけ、定期的に流入キーワードをチェックしてコンテンツの内容が検索キーワードに沿ったものになっているかどうか確認しましょう。
まとめ
今回は、Google検索で上位表示させるための方法について詳しくご説明しました。
上記の通り狙ったキーワードで上位表示させるためには、そのキーワードで検索して何を知りたいのか?何を解決したのか?をしっかり事前調査することが重要です。
もちろん検索意図を満たすことは必須で、深掘りした内容・または専門的かつわかりやすい見せ方もポイントで、せっかく流入したユーザーがブラウザバックしてしまうようでは順位も下がってしまうかもしれません。
そのため、Webページは決して公開したら終わりではなく、検索順位チェックツールなどを利用して日々順位をチェックし、定期的に改善・修正を行うサイト管理が必要と言えるでしょう。
他にも流入キーワードをチェックして、充足できるコンテンツはないか?検索意図から外れてしまっているコンテンツはないか?などを確認して、長い目で上位表示を目指してください。
「キーワードファインダー」
キーワード選定でお悩みですか?
「キーワードファインダー」なら、検索ボリュームから順位チェック、関連語や新しいキーワードの発見など、アクセスを伸ばすために重要なキーワード選定を自動取得、一括管理が可能!
また、自動取得したキーワードは、ご自身のサイトだけでなく競合の順位も取得します。この整理された情報を元にあなたの集客経路の拡大にお役立てください!
関連記事
検索順位を改善するには正しいSEOの知識が必要です