ブログでアクセスを伸ばすためにはまずはじめに“ブログ100記事書きましょう”といった文言をよく見かけます。
これには理由がいくつかあって、確かにSEOにおいて記事数が多い方が有利に聞こえるかもしれませんが、ブログ記事を書くにはしっかりと意識しておかなければいけないことがあります。
個人ブログはもちろん、企業やプロダクト開発に携わるオウンドメディア担当になってしまった方は特に悩ましいところかと思いますが…単順に何も考えずに100記事書いたところで恐らく何も成長している部分はないかと思われます。
つまりブログでアクセスを伸ばしていくためには、慣れ以外にもSEOなど知っておかなければいけない要点がいくつかあり、そういったポイントを抑えなければ成果を出せずに途中で止めてしまうことになってしまいます。
また、1年で約9割ものブログが更新を止めてしまうとも聞きます。
やはりこれには主に以下のような理由があり、どうしても続けることができなくなってしまう方が多いものと思われます。
- アクセスが増えない(誰も見てくれない)
- モチベーションが続かない
そもそも、ブログ記事の効果とは?以下のようなひとつのコンテンツとして機能させる必要があり、これらを満たすためにはどうしたら良いのか?といったことを考えながらか書き続けることによって、100記事書いた時には大きく成長していることと思われます。
- 検索順位が付く(検索結果に表示される)
- ユーザーが興味を引くタイトル
- ユーザーに役立つ内容を書く
そうすることによって、後に今まで書いた100記事を見直すと修正しなければいけない多くの箇所に気付けるほど色々と知識も付き、成長しているはずです。
では、今回はブログ記事をまずは100記事書く必要性と同時に意識しなければいけない重要なポイントについて詳しくご説明していきたいと思います。
目次
SEOと記事数について
まずはじめに、記事を数多く書く理由としては…先ほどもご説明した通り書くこと自体に慣れるのはもちろん、狙ったキーワードで検索結果に表示できるようになるライティング術が身に付くという点が一番大きいかと思われます。(特に100という記事数にこだわる必要もありませんが…)
つまり、100記事書きながら常に意識しなければいけないポイントとは…以下のような要点となり、これらを抑えることが非常に重要となるわけです。
- どのキーワードで上位化させたいのか?
- どういった内容のコンテンツが上位表示されているのか?
- 競合のドメイン自体強すぎないか?
もちろん、ブログをはじめた最初のうちは検索順位がなかなか付かないかと思われますので、書くことだけに集中した方が良いかもしれませんね。
そして、30記事程度を過ぎた頃から少しずつ検索順位や流入アクセス数をチェックしてみて、上位表示させるためのコツや傾向にも気を使ってみると良いかもしれません。(あくまで執筆時間を優先に。)
ということは、ブログ記事を書く順序は以下のようになります。
- キーワード選定
- 実際上位表示されている内容のチェック
- そのキーワードで検索したユーザーに役立つ記事を書く
- 競合の文字数や内部リンクも一応チェック
こういったブログの書き方については、書いていくうちにある程度自分なりの書きやすい“型”が見つかるかと思いますので、書いて慣れて微調整を繰り返すことも重要と言えるでしょう。
記事を書くポイント
ブログ記事を100記事書くには、いくつかのポイントがあります。
そういった要点を抑えた上で書くことによって様々な知識が付いてくるはずです。
例えば、何気ない日常のブログを100記事書いても、著名人ではない限りそこには需要がありません。
というのも、検索という行動は何らかの知りたい・調べたい・解決した物事があり、検索結果に表示させるためには、満足のいく情報をうまくコンテンツ化させる必要があるわけです。
つまりコンテンツとユーザーとの接点には“キーワード”というものが存在することを覚えておきましょう。
では、その接点を増やす・広げるために必要なポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
ブログは資産(時給換算しない)
よく個人ブログの方はアクセス数の方に気が行ってしまいがちで、ブログにかける時間に全く収益が見合わないということを理由に止めてしまうケースも多く見受けられますが、ブログは正しい書き方で続けることが重要で、試行錯誤・改善を繰り返すことによって必ずアクセスは伸びていきます。
そして、今回は例えば100記事とご説明していますが、個人ブログでも数百~数千単位で記事を書いている方も珍しくありません。
もちろんSEOは記事数だけが全てではありませんが、それくらい記事を書く⇒慣れる⇒順位を測定する⇒改善する、といったことを延々と繰り返すことによってライティングスキルも当然アップしますし、検索エンジンに好まれるコンテンツ作りが身につき、アクセスは必ず伸びていくはずです。
むしろアクセスが伸びない理由は必ず何かあるはずなので、そういった場合はその理由をよく考えなければいけません。
これを考えずに諦めてしまう方がかなり多く、正攻法で書き続けたブログこそ後にアクセス数として成果が現れることでしょう。
つまりブログ記事を書く時間は時給換算してはいけません。
集客といった意味で成功させるために様々な工夫を凝らす必要があるため時間はかかりますが、うまく右肩上がりにアクセスが増えていけば、休日や時間関係なく何をしている時でも向こうから検索ユーザーが訪問してきます。
こういった場合、ドメイン自体も評価され、各ページの順位も底上げされて一気にアクセスが伸び始め“資産”となるはずです。
そうなるためにも最初のうちは記事を書くこと自体止めてはいけません。
ただ、先ほどもご説明した通り、今現在は記事数が全てではなく質も重視するべきで、専門性も考慮するとある程度カテゴリやテーマは絞って書いていくと良いでしょう。
また、ドメインが育つまでは、できれば1日1記事を基本に良質な記事を目指して書くことが大切です。
そのため、100記事書くというのは…書いて慣れるのはもちろん、まずはドメインを育てるといった意味合いも含まれています。
アクセスは気にしない
次に、先ほどと重複しますが…最初のうちはアクセスを気にしないということです。
自然検索からの流入を増やしていくためには、まずは検索結果に表示されなければいけません。
まずは狙ったキーワードで検索結果に表示されるためにはどうしたら良いのか?といったことに徹底して続けることが大切で、現在月間数百万PVといった人気ブログであっても最初のうちは1日0もしくは数PVだったはずです。
そのため、最初のうちはアクセスを気にする必要はありません。
いくつも記事を書いているうちに検索される傾向などが見えてくるはずなので、まずは調査データを集めるつもりで記事を書き溜めていきましょう。
もちろん、その際にはいくつかのポイントがあるので、ブログの成長を最短で伸ばしていくためにも、しっかりと要点を念頭に置いながら記事を書いていくと良いかと思われます。
キーワード選定のポイント
上記の“ブログの書き方”の記事にも詳しくご説明していますが、ブログ記事で上位表示させるためにはまず、キーワード選定が何よりも重要となります。
ポイントとしては…以下のような点が挙げられ、いきなり単ワードで上位を狙っても難しいため、ブログに少しでもアクセスを流すために複合キーワードを中心に比較的弱いキーワードから選んで記事を書くことが大切です。
- 複合キーワードで狙う
- 公式サイトや楽天・Amazonなどがひしめくキーワードは避ける
- フィルタがかかっているキーワードも避ける
- ある程度需要のあるキーワードを選ぶ
最近の“E-A-T”が必要となる“YMYL”に関連するキーワードも避けましょう。
こういった分野は時間的コストもかなりかかる可能性も高く、このフィルタを突破するにはかなりの条件が必要となります。
また、そういった分野はこれからも広がっていく可能性も十分に考えられるため、コンテンツを作り始める前のキーワード選定は非常に重要です。
しっかりと競合調査をする
次は単順に100記事書くのではなく、選定したキーワードで実際検索してみて、一体どういったコンテンツが評価されている傾向なのかをチェック・調査するということです。
最近のSEOは、検索キーワードに対する答えをランキングしていると言っても過言ではありません。
そのため、この辺りは思い付きで記事を書いても検索ユーザーにとっては検討違いな欲しい情報ではない可能性もあるため、しっかりと事前調査が必要となります。
そして、ここをしっかりと理解することによってその分野に関して詳しくなり(高い知識がなければ読んでいるユーザーも信頼できず離れていきます。)、それによって以下のように自分の言葉で話すように情報をコンテンツ化することにも繋がるため、オリジナリティも生まれやすくなります。
ただし、コンテンツ内容によっては正しい引用表記によって、ご自身のページにソースとしてURLなどを情報元として記載するべきです。
記事を書く際、気を付けていることがあります。
それは…「話すように書く」です。
つまり検索順位を考慮しただけの共起語などの詰め込みはいずれ淘汰されるのはわかっていますし、そもそも読むことにストレスを感じるからです。(もちろん検索エンジンのためにはある程度必要です。)
— キーワードファインダー@SEO対策 (@KW_FINDER) 2019年3月14日
そのため、上位表示されているコンテンツのコピー・リライトは論外です。
検索しながら・調べながら記事を作ってもほぼほぼ似たようなコンテンツに仕上がってしまいます。
あくまでユーザーが求めているコンテンツの傾向を調べる程度にしておき、あとはそれ以上に持論を展開するオリジナリティが重要と言えるでしょう。
良いコンテンツを作るには時間がかかるもので、そういった面倒なことに対して手を抜くことなくしっかりと作り込んだ記事は順位も安定し、常にユーザーを集客してくれる資産となります。
この辺りを念頭に、一次情報・オリジナリティを組み合わせて他にはないコンテンツ作りを心がけましょう。
内容は読者目線で
コンテンツの具体的な内容についてですが、先ほどもご説明した通り検索ユーザーは何かを解決したくて“検索”という行動をします。
そのため、単順にキーワードについての言葉の説明だけでは足りないということはおわかりいただけるかと思います。
つまり、そのキーワードで検索した奥に潜む需要・ニーズを実際評価されているコンテンツ調査によって先回りし、わかりやすく役立つコンテンツとして作ることが非常に重要となり、1,000文字程度で満足できる場合もあれば10,000文字以上ものボリュームある内容でなければ評価されない場合など様々です。
そして、簡単にコピーされることのない実体験を元にした記事が評価されるのもこういった理由があるからであって、競合調査を続けていくと抑えるべき基本的情報に加えオリジナリティを大いに盛り込んだコンテンツが上位化する傾向にあることがわかってくるかと思われます。
100記事書いたらどうなるのか?
次に上記のようなポイントを抑えた上で100記事書くと…アクセスは少しずつでも伸びているはずで、うまくいくとある時期から一気に伸びる可能性も0ではありません。
そして、その後にするべきこととは…当然100記事書くことがゴールではなく、あくまでブログ記事を書くことに慣れるためのものですので、これまで書いた記事の順位を見て、必要であれば見直したり、場合によっては全て書き直すつもりでリライトする方法も考えられます。
一方で過去記事の改修以外にも新規記事の投稿も同時に進めて行きましょう。
これはもちろん記事数が重要ではありませんが、アクセスを伸ばしたいのであれば、いままで挑戦できなかったような強いキーワードを狙ってみるのも良いでしょう。
こういった強いキーワードを上位表示させるためのポイントとしては関連したコンテンツによる“内部リンク”です。
これも競合調査を行っていくうちに理解していくと思いますが、ひとつの記事に網羅させるのではなく、深掘りしたコンテンツを関連コンテンツとして用意して内部リンクで記事を強化していきます。
そうすることによって専門性やユーザーの利便性にも期待できるでしょう。
アクセス数について
次にある程度アクセス数が伸び始めた後の話ですが、この辺りは各ブログの方針にもよるかと思います。
強いキーワード(コンバージョンしやすいキーワード)を狙って上位表示し、アクセス数よりもコンバージョンの数を重視する場合。
それと、アドセンスなどクリックで収益が発生する広告を主な収益源としてどんどんアクセス数を重視していく場合。
こういった方針に関しては、できるだけ最初のうちから決めておいた方が記事のテーマ(キーワード)を決める際にも役立つかと思われます。
どちらにしてもブログは、アクセスを伸ばすことによってドメインそのものが成長するため、検索結果に表示される記事を書くことに慣れることが後のアクセス数アップに繋がります。
記事の改善を繰り返す
改善と言っても100記事書いてある程度慣れてからの話となりますが、検索順位はコンテンツの改善によって大幅に上昇することもあります。
そういった改善を“リライト”と呼び、多くの方がコンテンツに関する新しい情報を追加・修正するなどの添削作業を常に行い、情報コンテンツとしての新鮮度を保っています。
それによって検索順位にも良い影響を及ぼしますので、リライトできる記事はないか?100記事書いた後は新規記事と同時に今ままで書いた記事の改善にも気を配る必要があるというわけです。
また、知りたい・需要のある情報(コンテンツ)は検索数も多く、そういった需要が多ければ多いほどいわゆる強いキーワードとなり、収益にも直結しやすいため、競合もかなり強くなってきます。
ただ、この辺りに関してはぜひ長い目で見て挑戦してみても良いでしょう。
まとめ
今回は、ブログで効果を出すために必要なSEOと記事数について特に重要なポイントをご説明しました。
このように、ブログを書くといっても、キーワード選定からユーザーが求めるものの調査、そしてライティング技術やリライトに必要な知識など…非常に多岐に渡り、SEOの話にもなってきます。
そのため、ブログは今すぐアクセスを伸ばすことはできませんが、正しい方法で継続することが重要で、うまくいけば一気にアクセスが増える時期が来るかもしれません。
また、検索順位はGoogleのアップデートによって検索順位が大きく上下する可能性も珍しくありません。
このように検索順位・アクセスは上がることも下がることもあるため、アクセス数だけを目標にブログを続けるのは大変危険です。
そういったオウンドメティア含めたブログ運用による集客を成功させるためにも、まずは今回ご紹介したようなポイントを抑えた上で100記事書いて様々な知識を付けて、とにかく続けることが重要です。
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