“関連キーワード”とは検索結果の下部に表示されるキーワードで、文字通り実際に検索したキーワードに関連するキーワードを意味します。(“関連性の高い検索”として表示されている箇所です。)
この関連キーワードとは、検索したキーワードに対してユーザーが付随して関心を持っている内容となりますので、そのキーワードで上位表示させたい場合に非常に重要なコンテンツの元となります。
そもそもSEOで成功するには、相対評価で競合よりも満足度の高いコンテンツが必要となり、それを充足するために役立つのが“関連キーワード”であって、それは当然ユーザーの求める内容です。
そのため、上位表示させるために1万文字のコンテンツを用意しても、ユーザーの求める内容と関連キーワードによるコンテンツ内容に乖離がある場合、恐らく順位が思うように上がりません。
では、今回はこの検索順位にも大きく影響する“関連キーワード”について意味や調べ方、取得ツールや上位表示に役立てるポイントなどについてご説明していきたいと思います。
目次
関連キーワードとは
まず関連キーワードとは検索結果の下部に表示されるもので、メインとなるキーワードと一緒によく検索される関連性の高いキーワードといった意味になります。
これは検索ユーザーの検索補助となるキーワードが表示されていて、よく検索されているということはユーザーが実際に知りたいと思っているコンテンツでもあります。
つまり検索ユーザー全体で、関心のあるコンテンツの元となるキーワードとなりますので、その時検索したキーワードで上位表示させるためには必須とも言える内容となるわけです。
上記はGoogleでの検索結果ですが、Yahoo! JAPANで検索した場合でも下記のように検索結果の下部に関連キーワードが表示されていることがわかります。
また、Yahoo! JAPANの場合、ページ下部だけでなく、ご覧のように検索窓の下にも一部表示され、検索ユーザーが他にもよく検索しているキーワード候補を表示して使いやすい仕様となっているようです。
そして、Yahoo! JAPANでは、この関連キーワードについて以下のようなヘルプが公開されているように、GoogleとYahoo!ではユーザー層に違いが見られることからも、若干内容も異なっているようです。
「関連検索ワード」とは、Yahoo!検索の利用者が入力したキーワードと組み合わせて検索されるキーワードや、関連性の高いキーワードを機械的に収集し、検索回数の多いものを自動的に表示することで、再検索を補助する機能です。
関連キーワードが表示される仕組み
次に、この関連キーワードは、検索ユーザーがそのキーワードとともによく検索されているキーワード候補といった意味で、ここに表示されるにはGoogleのアルゴリズムといったいくつかの条件などがあるようですが、実際にどういった内容なのかは公表されていません。
とは言っても、検索回数(表示回数)が主な仕組みであることは間違いないかと思われますので、そういった関連キーワードをコンテンツに追加するということは、検索ユーザーの検索クエリを満たすことにも繋がります。
ちなみに、この関連キーワードは、検索ユーザーがよく利用しているキーワードとなるため、良い噂だけでなく、悪い噂が広まれば、それだけ検索される数も増えてしまい、その結果、関連キーワードとして表示されてしまうことも多く見受けられます。
そのため、事実ではない関連キーワードの場合は、削除申請をすることで解決できる場合もあるようですが、実際にあった事件などの真実については、申請しても削除することは難しいでしょう。
関連キーワードとサジェストとの違い
また、この関連キーワードに少し似たもので、“サジェスト(オートコンプリート)”というものがあります。
こちらは、下記のように検索する際に候補として表示されるもので、関連キーワードと同じく実際に検索された回数の多いキーワードが表示され、他にもご自身の検索履歴も考慮した上での候補となります。(不適切な検索候補を報告するテキストリンクも表示されています。)
つまり関連キーワードとかなり似通った意味合いを持っているんですが、あくまで検索ユーザーの利便性を考慮したGoogle検索の機能として認識しておくと良いでしょう。
関連キーワードの調べ方
そして、この関連キーワードを調べるには、上記の通り実際に検索してみて関連キーワードを表示させる方法はもちろん、公開されているツールを活用することによって効率良く収集できます。
手作業の場合だとどうしても数に限りがありますし、キーワードの種類も増えるにつれて時間もかかってしまうので、ぜひツールを活用してみてください。
ただし注意点として関連キーワードは、あくまで一緒に検索されているキーワードであって、中には実際の検索意図(解決したい内容)が異なるものもあるということです。
例えば、先ほどの関連キーワードを見てみると…
- 方法について
- 仕事内容について
- 企業について
といった、知識を付けたいニーズや、転職したいニーズ、または仕事を依頼したいニーズなど、検索キーワードに潜むニーズが異なることがおわかりいただけるかと思います。
すなわち、上位表示させたいキーワードによって、関連キーワードについてのコンテンツを充足するべきかどうかが異なるというわけです。
これをうまくコンテンツに活用するには、まずそれぞれの関連キーワードを検索意図毎にカテゴライズして、さらに実際に検索結果に表示されているページにそういったコンテンツがあるかどうか?または、Yahoo!知恵袋などで似たような質問がないか?といった検索キーワードの調査が必要となってきます。
要は、検索ユーザーが投げかけた検索クエリによるニーズを満たしてあげられるコンテンツを調査するというわけです。
ここで、うまく検索ニーズを満たしたコンテンツと検索キーワードを合致させることができれば、上位表示させることができるでしょう。
ラッコキーワード
ラッコキーワードでは、対策するキーワードのサジェストなどを調査できる人気のキーワードツールのひとつです。
そして、このラッコキーワードは誰でも登録なしで利用できますが、使用頻度が最も高いと思われる各種キーワード調査(Googleサジェスト)は1日5回までの利用制限があり、ユーザー登録(無料)することで1日50回まで増えるので、主にサジェストを調査したいという方なら無料プランでも十分活用できます。
さらに有料プランのみ使用できる項目もあり、単純にサジェストを数多く抽出する簡易ツールというわけではなく、月間検索回数や他のキーワード/質問といった深掘りしたキーワードの調査を行うことも可能です。
キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、Google広告(旧Google Adwords)を出す際にキーワードを探したり、検索ボリュームなどを詳しく調査するためのツールです。
そのため、本来は広告を出すために参考となるツールですが、キーワード調査を行う際にもよく使われています。
そして、このキーワードプランナーでは新しい検索キーワードを探すだけでなく、競合のURLを入力すると関連性の高いキーワードを取得できるといった画期的な使い方もできます。
また、月間平均検索ボリュームもわかるので上位表示した際のトラフィックの流入数をざっと把握できたり、「競合性」の項目や入札単価を参考に競合が強いかどうか?といった判断も一目瞭然です。
※現在は実際に広告を配信していなければ曖昧な数値しか確認できません。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
“Ubersuggest”とはWeb上で公開されているキーワードツールのひとつで、SEOで重要なキーワードに関連する調査を行うことのできる簡単・便利なツールです。
最大の特徴は、単純なサジェストを調査するだけではなく、サジェストに関する検索ボリュームやSEO難易度も同時にチェックでき、無料で利用できるという点です。
この検索ボリュームで言うと、有名なツールだと“キーワードプランナー”を思い浮かべるかと思いますが、現在は仕様変更に伴ってあいまいな数が表示されているため、この“Ubersuggest”で実数が表示されるのは非常にありがたく便利なツールと言えます。
関連キーワードをSEOに活用する方法
関連キーワードはメインとなるキーワードをわかりやすく伝えるため、キーワード選定だけでなくコンテンツの充足にも役立ちます。
この辺りに関しては文字数が全てではありませんが、ユーザーや検索エンジンになるべく詳しく伝えることが重要なわけで、あまり脱線しない程度に網羅していくことが重要です。
ただし、関連キーワードはあくまで関連しているだけなので検索意図がバラバラだとうまく順位が付かないため、そういった場合は部分的に別記事にまとめる方法で重複を避けましょう。
コンテンツの網羅性を高める
検索キーワードには上記の通り検索意図があり、ユーザーが解決したい内容を含めるべきです。
この時、必要な情報を網羅的にまとめることがポイントで、過不足なく作り込むために関連キーワードが参考になるということになります。
また、必要な関連キーワードを活用してコンテンツに追記する場合でも自己判断ではなく、メインキーワードのサジェストに含まれているかどうか?競合のコンテンツに含まれているかどうか?などの調査が必要です。
サイトに必要なコンテンツが見つかる
また、サイトはテーマを統一した方が順位が上がりやすい傾向にありますので、メインとなるキーワードに関連するキーワードで記事を量産することで専門性も高まります。
つまり関連キーワードで記事を作ることが大切で、自身のサイトで足りない情報コンテンツはないか?といった意味で関連キーワードを活用するということです。
もちろんここでも検索意図をしっかりと調査して、意図が同じキーワードに関しては同じコンテンツにまとめるべきですし、場合によってはすでに公開している記事にコンテンツを追加するといったリライトも必要となってきます。
まとめ
今回は、コンテンツを新たに制作したり、改善を行う際のヒントとなる“関連キーワード”について詳しくご説明しました。
上位表示にはしっかりとニーズのカテゴリ分けによる調査が必要となりますので、関連キーワードを活用してユーザーが満足できる内容を用意し、検索結果ページに戻さないつもりで質の高いコンテンツを目指しましょう。
また、関連キーワードを数多く集めて調査するにはWeb上に公開されている無料ツールを利用する方法も効率的です。
ぜひご自身の使いやすいツールによって効果的な関連キーワードを見つけ、上位表示させるためのコンテンツ作りに活用してみてください。
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