低品質コンテンツを見つける方法と対処方法について

低品質コンテンツ

低品質コンテンツがあると、サイトにとってマイナスに働く場合があると聞いたことがある方も多いと思います。

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Googleのアップデートなど大変動でトラフィックが大幅減少したサイトは、低品質コンテンツが多い傾向にあり、全体での見直しが必要となったケースも多く見受けられます。

そもそもGoogleはユーザーファーストを掲げた上で検索結果を向上させてきました。
その結果、最近の傾向として文字数の少ない内容の薄いページも含め、検索意図に合わないコンテンツを上位表示させることはできません。

このように、低品質コンテンツと評価されるのは単純に文字数が少ないページ・記事だけを意味するわけではなく、最近のSEOではE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)といった情報の発信元に関しても考慮する必要があります。

そのため、サイトのアクセスを伸ばしていくためには、こういった“低品質コンテンツ”をしっかりと見極めて改善していき、質の高いサイト管理を心がけることが大切と言えます。

では今回は、低品質コンテンツとは何か、どのように低品質コンテンツを判断し対策するのかをご説明していきたいと思います。

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低品質コンテンツとは

まず低品質コンテンツとは、検索ユーザーの求めている情報が掲載されていない(または埋もれている)、または信頼できる情報ではないコンテンツのことを指します。

もちろん、先ほどもご説明したような文字数の少ないページも含みます。
また、Googleの検索品質評価ガイドラインでは、以下のようなページを低品質コンテンツと定義しています。

低品質コンテンツは、有益な情報を提供できないページを指します。
メインコンテンツの量が少ない、メインコンテンツ作成者の専門知識がかけているなどのページです。
以下の項目が1つでも当てはまる場合は、低品質コンテンツとみなします。

  • E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)のレベルが低いページ
  • メインコンテンツの品質(内容)が低いページ
  • メインコンテンツのタイトルが誇張されていて、実際のページ内容とタイトルの整合性がとれていない
  • 広告、サブコンテンツといった、メインコンテンツ以外の情報が中心になっている
  • 作成者の情報が不十分

この低品質コンテンツとは、メインコンテンツが最も大きな評価基準になっていると思われます。

メインコンテンツとは、以下の青色部分を指します。

  • メインコンテンツ(青)
  • サブコンテンツ(緑)
  • 広告コンテンツ(赤)

メインコンテンツは、ページの目的を達成するために直接役立つ情報を記載している箇所で、テンプレート・広告を除いた時にオリジナルのテキストが少ない場合は明らかに質の低いコンテンツと言えるでしょう。

一方、ページの目的がよくわからない、E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)が十分ではない場合も低品質コンテンツと見なされます。

低品質というよりも、政治など特定のジャンル・ニュースコンテンツの場合、このE-E-A-Tが評価されていないページは上位表示させることが難しくなり、サイトやブログの専門性はもちろん、権威性・信頼性において多くのユーザーに指示されるページ作りが重要となるわけです。

低品質コンテンツを見つける方法

次に、サイト内で低品質コンテンツを見つける方法についてご説明していきます。
これは、ユーザーの反応を参考に絞り込んでいきます。

低品質コンテンツにはユーザーも興味を持ちません。
そういったコンテンツへのユーザー行動はアナリティクスにも数値として現れているはずです。

このデータを元に低品質と思われるコンテンツを見つけ、改善を繰り返していくことが大切です。
もちろん例外もありますので、しっかりと見極めて対応していきましょう。

アナリティクスを利用

まず、アナリティクスの管理画面から“行動”>“サイトコンテンツ”>“すべてのページ”を開きます。(表示する行数は適宜変更してください。)

そして、1ヶ月などの期間で見た時に、ページビュー数・ページ訪問数が1桁で、平均滞在時間が20秒以下のページが低品質コンテンツである可能性があります。
※サイトを立ち上げてある程度集客できている場合を想定しています。

この場合、文字数が少なくて評価されていないページ、検索意図からずれてしまって順位が付いていないページが考えられ、その理由のひとつに低品質コンテンツの場合もあるということです。

ここで言う“平均滞在時間”は、サイトのジャンルや内容によって異なります。
例えば本日の天気を知りたい場合、ページが表示された瞬間にユーザーが求めている情報がわかるため、ページ滞在時間は数秒間というケースもあります。
この場合、閲覧時間が数秒だからといって質の低いコンテンツとはなりません。

上記のように、ページの滞在時間はおおよその参考値にすると良いかもしれません。

もっと詳しく言うと、ユーザーが検索結果ページに戻り、違うページへの訪問、または異なるキーワードで検索し直すといった行動自体がユーザーの満足していない証拠にもなるため、ご自身のページでその検索を終わらせるつもりでコンテンツを強化していくことが重要となります。

すなわち文字数も重要だということですね。
基本的なポイントを押さえたコンテンツだと競合と差別化を計ることができません。

そのため、ご自身の意見・感想をオリジナルコンテンツとして作り込むこむことによって価値が生まれるわけです。

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サーチコンソールを利用

続いてサーチコンソールを利用して低品質を探る方法についてです。

これは、先ほどのユーザー行動や反応から見つけるのではなく、Googleからの評価がすでに低いページから見つけるというものです。

この場合、低品質コンテンツというより、単純に検索意図とコンテンツが合致していない場合も多く、順位改善のためにも定期的にチェックしておきたい項目のひとつと言えます。

ではまず、“検索トラフィック”>“検索アナリティクス”をクリックします。
そして、クリック数・表示回数・CTR・掲載順位にチェックを入れ、“ページ”をクリックします。
※画像は以前のサーチコンソールを参考にしていますが、新しいサーチコンソールでも同じく確認することができます。

ここで、表示されているページ一覧の項目“掲載順位”をクリックして降順にソートしてみましょう。

この場合、掲載順位が50位以下、クリック数が1桁のページが低品質コンテンツの可能性があります。

順位・クリック数に関わらずCTRが0.2%を切るページは、検索意図と異なるタイトル・meta discriptionとなっている可能性があります。

これは、当然クエリによっても大きく変わりますので、気になるページは対策中のクエリかどうかチェックしてみる必要があります。

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低品質コンテンツの対策方法

サイトのトラフィックを伸ばしていくためには、上記のような低品質コンテンツをサイト上にない状態にすることが大切です。

つまり、検索エンジンに低品質コンテンツをインデックスさせないことが重要となります。

そのため、低品質コンテンツがあれば、リライトによって改善することや、場合によってはnoindexを設置するといった対応が必要となります。

リライト

ではまずリライトによる改善方法についてです。
文字数が少なくて低品質と評価されているなら、競合の傾向を見てコンテンツを強化しましょう。

WordPressをご利用なら、文字数を一覧表示するプラグインなども公開されいているので、参考にしてみると良いかもしれません。

ポイントとしては、ユーザーはピンポイントで答えを探しています。そのため、いくつもの網羅された情報よりもピンポイントで深掘りしたコンテンツを重要視した方が良いでしょう。そういったコンテンツは書きにくいため、しっかりと調査する必要があります。

また、検索意図と合っていない場合も考えられますので、実際に検索してみて、Googleがそのキーワードに対してどういったコンテンツが的確な答えとしているのかを見る必要があります。

最近のSEOはこういった傾向が特に顕著に見られます。
要はユーザーにとって不必要な情報は上位表示の足かせとなる可能性が高いというわけです。
そういったテーマから外れてしまったコンテンツは、ぜひ別ページで用意して内部リンクで構築すると良いでしょう。専門性といった意味では効果的と言えます。
また、この“リライト”について詳しくは、こちらの「ブログ記事のリライトによって効率良く順位を上げる方法」もぜひご覧ください。

noindex・ページを削除

サイト内に似たようなキーワードでいくつも記事があった場合、統合・リライトによって必要のなくなったページを削除、またはnoidexの設置が考えられます。

このnoindexは、該当ファイルの<head>内に下記のように記述します。

<meta name="robots" content="noindex" />

また、検索キーワードが異なる場合でも検索意図が同じであれば、それは重複コンテンツとなってしまう可能性があります。

そのため、キーワード選定は非常に重要で、検索意図に合ったコンテンツも当然重要となるわけです。

ページの削除を行う場合、対象ページに外部リンクが付いていないかを確認してください。
多数の外部リンクが付いている場合は、ドメインパワーといった意味でサイトに貢献している可能性があります。
必要に応じて301リダイレクトによって評価を引き継いで管理すると良いでしょう。
また、“noindex”について詳しくは、こちらの「noindexとnofollowの正しい使い方について」もぜひご覧ください。

以上のことから、低品質コンテンツの対策について簡単にまとめると…

文字数が少ない質の低いコンテンツ…質が低いなら削除・質を上げるリライト、存在価値があるならそのまま、もしくは自然検索からのアクセスが必要ない場合はnoindexを設定するべきです。

検索順位が付かないコンテンツ…検索意図を再考して、検索キーワードに合致したコンテンツを上位表示されている競合のページを参考に作り込む(当然オリジナルコンテンツで)、またはサイト内で重複している場合はテーマの際立たせを改めて考えて、必要のないページを削除・301リダイレクトする。

専門分野での上位表示を目指す場合…E-E-A-Tを評価してもらうためにも、ジャンル・カテゴリを絞り込み、身元を明らかにして多くのユーザーから指示されるコンテンツ発信を心がける。

まとめ

今回は、低品質コンテンツについて調べ方や対策方法についてご説明しました。

上記のように、現在のGoogleはページ単位だけでなくサイト全体も評価します。
サイト内に、低品質コンテンツがあるとサイト全体に影響することも多々ありますので、全体的に順位が落ちてきた場合、自然検索からのアクセスが急激に減ってきた場合は、一度見直しされることをおすすめします。

また、Googleが評価するポイントとは、ページの目的を達成させるために必要な情報を押さえることはもちろん、さらにご自身の見解などオリジナルコンテンツが必要となります。

そのため、該当するページの対策キーワードに対する適切な答えをもう一度考えて、サイト全体で質の高い管理を心がけましょう。

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