日々のSEOに様々なツールをご利用しているかと思いますが、中でも無料でライバルサイトを調査することができる「SEOチェキ!」というツールを使用している方も多いのではないでしょうか?
この“SEOチェキ!”とは、ページのタイトルなどのmetaタグ情報やサイトのインデックス数、簡易順位チェックやキーワード出現率など…ご自身のサイトだけでなく、ライバルサイトの状態も簡単に調査できる便利なSEOツールのひとつです。
また、“SEOチェキ!”ではAjaxを使用した快適な動作によって、順位改善のためのSEOに役立つ情報をサクサクと調べることができます。
そもそも検索エンジンは、基本的に相対評価でランキングしているため、こういったツールを利用して競合との比較をチェックし、順位改善に役立てることがひとつのポイントでもあるので、積極的に使用したいものです。
では、今回は「SEOチェキ!」の使い方について詳しくご説明していきたいと思います。
SEOチェキ!とは
まずはじめに“SEOチェキ!”には、titleやh1などのメタ情報や重要なタグといった内部の状況をチェックする“サイトSEOチェック”だけでなく、他にも以下のような項目が用意されていて、このツールだけで基本的なSEOの情報をチェックすることができます。
- 検索順位チェック
- キーワード出現頻度チェック
- 発リンクチェック
それ以外にも、発リンクチェックやWhois情報、HTTPヘッダ情報なんかも補足的にチェックすることもでき、実に様々な要素をこの“SEOチェキ!”ひとつでカバーできます。
ちなみに、“SEOチェキ!”公式ページでは以下のようにツールの紹介が記載されていて、こちらによると正式名称は“せおちぇき”と読むようです。
無料SEOツール「SEOチェキ!」(せおちぇき!)はSEOに役立つさまざまな情報を、調査することのできるツールです。
SEOチェキ!の使い方・見方について
それでは、“SEOチェキ!”の基本的な使い方について順にご説明していきます。
この便利なツールでは、先ほどもご説明した通り順位チェックやページ単位での内部状況、そしてキーワード出現率などなど…なぜあのライバルのサイトが上位表示しているのか?といったヒントを発見することもできるかもしれません。(“SEOチェキ!”でわかるのは主に基本的情報となるため、実際の検索結果も参考にすることでページ改善に役立てることができます。)
そもそもGoogleの検索エンジンには200以上ものランキング要素があり、検索順位を改善するためには特に重要なポイントを集中的に対策することが効果的です。
そのため、こういったツールをしっかりと活用して、ご自身のページに何が足りないのか?何が余計なのか?など、優先順位を付けて改善に取り組むことが重要となるわけです。
サイトSEOチェック
まずはじめに、“SEOチェキ!”を開くと表示されているメニューの一番左に用意されている“サイトSEOチェック”についてです。
上記のように“サイトSEOチェック”では、“基本チェック項目”と“追加チェック項目”に分かれているように見えますが、そもそも“SEOチェキ!”では、ここに表示されている項目をチェックすることができ、調べたいURLを入力してチェックするだけで、以下のようなメタ情報などの内部状況といったページ内の基本的な情報を確認することができます。
- title・meta description・meta keywords・h1タグ
- 発リンク数(内部リンク・外部リンク)
- 最終更新日時・ファイルサイズ・読込時間
- Alexaランキング
- Google・Yahoo!のインデックス数
- 利用ホスト
- ドメインの登録年月日
- 各ディレクトリの登録状況
- Facebookの「いいね!」の数
- ソーシャルブックマーク登録数
中でも特にページタイトルやh1は検索順位にも大きく影響する要素となりますので、ご自身のページと比較してみると良いでしょう。
それ以外に、“追加チェック項目”として以下の要素を確認することができ、使用頻度が高いと思われる項目がタブとして表示されていて、それぞれ別ページで用意されているようです。
- 検索順位
- キーワード出現頻度
- 発リンク一覧
- Whois情報
- HTTPヘッダ情報
基本チェック項目
では、結果ページを簡単にご説明していきます。
先ほどのページで調べたいページのURLを入力してチェックすると、以下のような結果画面が表示されます。
いくつか補足すると、インデックス数は“Google・Yahoo!のインデックス数”と記載されていましたが、結果ページにはリンク付きでその数がひとつだけ表示され、クリックすると「site:(入力したURL)」でGoogle検索した時の結果ページへリンクされているようです。
そのため、トップページをチェックしてみるとインデックス数は当然そのサイト全体のインデックスされているページ数となるため多くなり、個別ページをチェックすると恐らく「1」と表示されているはずです。
また、発リンク数・最終更新日時はそれぞれテキストリンクが表示されていて、遷移先のページで詳しく確認することができます。
追加チェック項目
また、上記の基本チェック項目以外にも以下のような要素をチェックすることができます。
これは、上部タブにも表示されていた項目となり、“検索順位”と“キーワード出現頻度”に関しては、先のURLがそのまま入力済みの状態となっていて、必要あればキーワードなどを入力してチェックボタンを押して確認します。
そして、“発リンク一覧”、“Whois情報”、“HTTPヘッダ情報”に関しては、先ほどのチェック結果にもそれぞれテキストリンクが用意されていましたが、“さらに調べる…”という項目にもリストでまとめられていて、こちらからも各ページへアクセスすることができます。
他にもSimilarWeb、PageSpeed Insightsなどへのテキストリンクがリストでまとめられているので、必要あればチェックしてみると良いでしょう。
ここでは、すでに入力したURLでチェック済みのページへ遷移されます。
このように、“SEOチェキ!”を中心に様々なツールへアクセスでき、調べたい要素をチェックすることができるというわけです。
検索順位チェック
次に、簡易的ではありますが、SEO対策に重要な順位チェックを手軽に行うことができる“検索順位チェック”という項目についてです。
こちら、検索順位チェックツールとしては、簡易チェックの部類に属するツールのひとつで、もちろんインストールの必要もなく、ブラウザ上で順位チェックすることができ、ちょっと調べたい時に便利な項目となっています。
この“検索順位チェック”は、先ほどの“サイトSEOチェック”の結果ページからもアクセスすることができますが、“SEOチェキ!”トップページのタブからも遷移することができます。
そして、順位チェックしたいURLを入力して、キーワード3つまで同時に調査することができ、Googleは100位まで、Yahoo!JAPANは10位までの計測となります。(それ以外はGoogle 圏外 / Yahoo!JAPAN 11以下と表示されます。)
また、おすすめの検索順位チェックツールについて詳しくは、こちらの「検索順位チェックツールおすすめ9選!機能・特徴などを比較」もぜひご覧ください。
キーワード出現頻度チェック
次に、1ページに含まれるキーワードの出現率をチェックすることができる“キーワード出現頻度チェック”という項目です。
こちらは、先ほどの“サイトSEOチェック”の結果ページからもアクセス可能となっていて、調べたいページのURLを入力してチェックするだけで、コンテンツを構成するキーワードの使用頻度を割合傾向として見ることができます。
※まれに「ページのHTML構造に異常がある可能性があります。」といったチェックしたhtmlが理由で結果が確認できないページがあります。
ちなみに、ページに含まれるキーワード出現率は検索順位に関係ないといった傾向ではありますが、全く0というわけではなく、しっかりと作り込んだ結果そういった傾向となるものと思われるため、単純に上位表示させたいキーワードを詰め込むのではなく、あくまで記事作成途中のひとつの指標としてチェックしてみると良いかもしれません。
もちろん検索エンジンには200以上ものランキング要素があるため、このキーワード出現率が全てではありません。
そのため、ひとつの判断材料として認識して、検索結果にランキングされている各ページのキーワード出現率から傾向を見てみると面白い発見ができるかもしれません。
発リンクチェック
次に、ページ内に設置されている内部・外部のリンクを確認することができる“発リンクチェック”についてです。
ここでは、調べたいページのURLを入力することで、以下のリンクを一覧でチェックすることができ、その結果ページには内部・外部・nofollowがそれぞれ異なる文字の装飾によって表示されています。
- 内部リンク
- 外部リンク(太字)
- nofollowリンク(緑色)
ちなみに“SEOチェキ!”でチェックできるリンクは、アンカーテキストはもちろん、画像によるリンクも抽出しているようで、iframe内のリンクや画像に設置したイメージマップによるリンクなどはチェックできないようです。
このページ内に設置された発リンクは、最近では特に内部リンクが重要視されていて、上位表示されているページにはどういった内部リンクが設定されているのかをチェックしてみると良いかもしれません。
Whois情報
次に、“SEOチェキ!”の一番右に配置されているタブ“Whois情報”についてです。
この“Whois(フーイズ)情報”とは、ドメイン名やIPアドレスなどのサイト管理者についての情報を意味します。
そのため、“SEOチェキ!”で確認したいようなSEOに役立つ情報というわけではなく、主にドメインの売買のための連絡先を調べたい時などが使用目的として挙げられます。
しかし、多くのサイトは使用しているドメイン会社の情報を代理公開しているため、ほとんどの場合が特定することが難しいかと想いますが、競合をチェックしていて、どういった会社が管理しているのか知りたい時にチェックしてみると良いでしょう。
まとめ
今回は、無料で利用することができるSEOツールのひとつ「SEOチェキ!」の使い方についてご説明しました。
このように、実際様々なチェック項目をひとつのツールで行うことのできる“SEOチェキ!”は、基本的な情報のみとなってはいますが、簡単にチェックしたい時に便利なツールと言えます。
もちろん、上記のようにこのツールを利用してキーワード出現率を調整したくらいでは順位を大幅に改善することは難しいかと思われますので、あくまで競合の状態をチェックするために利用すると良いかと思われます。
SEOの根幹はコンテンツの質です。ユーザーに役立つコンテンツをしっかりと作り込むことで、上位表示を獲得しましょう。
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