検索順位が下がった時に確認するべきポイントについて

検索順位が下がった

急に検索順位が下がったという経験は、サイトを長く管理・運営している方なら一度となく何度も経験しているはずです。

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SEOによってサイトからの集客を伸ばすためには日々の検索順位チェックはもちろん、それに伴ってアクセス数なんかも右肩上がりに増えていくと嬉しいもの。

しかしGoogleは度々アップデートを行うため、そのタイミングで大きく順位が上昇することもあれば、当然下がってしまうこともあります。

とは言え、Googleからの自然検索は非常に大きな集客源となるため、その都度対策を行うことで順位を回復させたり、他の集客経路の開拓(新規記事や他の集客方法など)る必要があるのは周知の通りです。

ただ、実際にどういったアップデートが行われたのか公式に発表されるわけではありませんので、競合や他社サイトから傾向を見て対策するわけですが、そこばかりに気を使い、テクニカルな対策を行うよりも常に検索結果としての本質を考えてユーザーに役立つコンテンツに集中する方も多いかと思われます。

また、順位が大きく上下するには様々な理由が考えられるので、すぐに大きな対策を行うのではなく、冷静な判断が必要となり、時には何も行わないというのもひとつの手段です。(大きなアップデートの場合、後に調整や一部クエリに戻しが入る可能性もあるため)

もちろんサイトの性質上、コンバージョンが最も重要なので、実際にはアクセス数というよりも対策しているキーワードでの検索順位を最も重要視するべきと言って良いでしょう(結果アクセスが付いてくるものですが…)

では、今回はこの“検索順位が下がった”時のチェックするべきポイントなどについて詳しくご説明していきたいと思います。

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検索順位が下がる原因とは?

まずはじめに、検索順位が下がる原因とは…Googleが日々検索ユーザーに対して必要とする検索結果をより良いものに改善することが理由であって、それに対して定期的にサイトやコンテンツの評価基準を変更し、アップデートを繰り返します。

それはユーザーにGoogleの検索をもっと利用してもらうことが目的であり、Googleの収入源はあくまで広告であるため、そこの活性化による収益増もひとつの要因かと思われます。

そのため、この定期的な変動のタイミングで検索キーワードに対して適切ではないとGoogleに判断されたページは大きく順位を落とすでしょうし、これまで順位が付いていなかった(順位が低かった)ページが急上昇したというケースはこれまでも数多く経験したという方も多いのではないでしょうか?

そして、上記のように度々変動が行われるわけですが、これは主にGoogleの日々変化する評価による誤差のようなものや、死活問題とも言える重要なキーワードが圏外に飛んでしまう…といったケースなど、その振り幅も様々です。

さらに最近ではどういった人物が発信した情報なのか?といったことも重要で、各種SNSなどを通したサイテーションなども重要視されるようになり、検索順位をランキングする膨大な数の要素のうち3番目に重要だと言われているランクブレイン(人工知能)によって日々検索順位が変動している状態です。

つまり検索順位が下がってしまう要因とは、複数考えられるというわけです。

落ちた原因を確認する

上記のように検索順位は留まることなく日々変化します。

もちろん誤差程度など様々変動する中、検索エンジンに大きく評価されているページに関しては長い期間に渡って上位表示されているページも存在します。

そういったページでも、それ以上の評価・利便性の高い新しく投稿されたページに順位を追い抜かれることも十分考えられます。

このように、順位が落ちる場合は以下のように大きく分けて2パターン考えられます。

  • 競合に順位を抜かされる
  • なんらかの評価変更によって順位が下がる

そのため、検索順位が落ちた場合はまずご自身のページだけが落ちたのか?それとも競合に抜かれただけなのか?どれくらい順位が下がったのか?といったことを確認する必要があります。

場合によっては、検索エンジンの不具合で一時的にインデックスから外れてしまっているケースもあり、圏外の場合は一度サーチコンソールから“URL検査”を行いインデックスの状況をチェックしてみも良いかもしれません。(インデックスされていても検索結果に表示されていない場合もありましたので、一度クロールを促してみても良いかもしれません。)

落ちた範囲をチェック

では、検索順位が落ちた原因を探るために、まずはどれくらい順位を落としているのか?状況を確認・把握しておきましょう。

先ほどもご説明した通り検索順位に変動があった場合は、いくつかのパターンが考えられ、全体的に検索順位が入れ替わっていれば大幅なアップデートが行われた可能性が高いですし、個別で落ちているのであれば、直近で行った以下のような施策に問題があった可能性も0ではありません。

  • 内部リンクが適切ではなかった
  • 追加投稿した記事がすでにサイト・ブログ内に存在し、重複してしまった

このことから、単ページだけが落ちた場合と全体的に順位を落としてしまった場合とでは、また対応の方法が異なりますので、まずは焦らず検索順位がどういった傾向で落ちているのかを把握しましょう。そこから少しずつ原因を探っていきます。

他にも大幅なリライトを行った結果、ユーザーの検索意図ではなかった内容にしてしまった場合、要はリライトに失敗してしまった際は大きく検索順位を落としてしまうことも十分考えられます。(ただし、この場合は一旦評価が新たに行われるため、一時的な順位の低下も考えられるため、しばらく様子を見ることが大切です。)
※こういった検索順位は完全自動で行う“BULL(ブル)”が大変便利です。

闇雲にリライトするのではなく、不必要な箇所を削除するのもリライトのひとつです。

競合の順位もチェック(落ちたのは自分だけか?)

上記のように、まずは検索順位が落ちた規模を把握するためにも、以下のようなチェックを行ってみましょう。

それによって対策するべき内容も異なりますので、すぐにリライトや内部・外部といった施策を行うのではなく、じっくりと状況の把握と取るべき手段を考えてサイト管理を行っていきます。

  • どれほどのページ数が落ちたのか?
  • 順位が下落してしまったのはご自身のページだけか?
  • 競合はどうか?など

詳しくは後述しますが、検索順位が落ちるということは先ほどもご説明した通り、単純にご自身のページが評価されなくなって落ちてしまったのか?それとも他の競合が現れて抜かされてしまったのか?など理由も様々です。

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アナリティクスによってアクセスをチェック

まずはアナリティクスによってアクセス解析を行ってみましょう。

これはアクセス数を重要視しているサイト・ブログの場合、できるだけ日々チェックするべき要素のひとつなんですが、比較的大きなアップデートがあった場合は当然大きくアクセスを落としているかと思われます。

この場合、“行動”>“サイトコンテンツ”>“すべてのページ”から日付を比較して各ページのトラフィックの推移をチェックし、順位を下げてしまったページを特定・確認しましょう。

余談として…主要キーワードの順位に変化はないものの、様々なキーワード(複合キーワードやロングテール)で付いていた検索順位が落ちてしまい(サジェストの微妙な変化などによる)、大元となる理由はわからないものの、アクセス数が全体的に下がっている場合もあります。

そういった場合は対策しているキーワードでの順位が落ちていないことを確認して、アクセス数の増減だけで一喜一憂しないようにしましょう。

そもそもWebサイトを管理しているということは、最終目標はあくまでコンバージョンなので、アクセスを増やすよりもコンバージョンを増やすことに注力するべきで、あくまで検索順位にこだわって順位チェックを行うことが大切です。(アクセス数は増えることもあれば当然減ることもあるということに慣れましょう。)

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サーチコンソールもチェック

続いてサーチコンソールの方もチェックしていきます。
こちらは、直近のデータが反映されるまで数日のタイムラグがあったんですが、仕様変更となったことで、直近の検索パフォーマンスも確認できるようになりました。

これによって、急な順位変動をより詳しくどういった検索クエリが順位を落としているのか?がページごとに確認できるようになりました。(日付で比較するとより便利)

もちろん予め重要なキーワードを登録しておき、日々の順位計測用に“検索順位チェックツール”を導入しておいた方が良いんですが、常に順位をチェックしていない場合はこういったアナリティクスやサーチコンソールをうまく利用し、下がったページの特定、さらにどういった検索クエリが落ちたのか?をチェックすることが重要となります。

では続いて実際に下がってしまったページに対して行うべきことを考えていきたいと思います。

被リンクを確認する

ここでは、人為的に悪意のある被リンクを大量に設置されていないかどうかをチェックします。
※そのため、可能性としては割と低めではありますが…サーチコンソールから定期的に外部リンクはチェックしておくべきです。

  • 関係のないページからのリンク
  • 質の低いページからのリンク
  • 海外からのリンク
  • アンカーテキストが全く異なるリンク

こういったリンクが原因で順位が落ちてしまっているケースは少ないかと思われますが(スパムが簡単にできてしまうため)、ご自身のサイトに関係のないアンカーテキストで質の低いページから大量のリンクが貼ってある状況があまりにも長い期間放置したままでいると、少なからず検索順位にも影響する可能性も0ではありません。

さらに、以前は外部リンクだけで検索順位を上げられた時期もありましたが、現在はコンテンツや被リンクの質も重要視されているため、こういった質の低い被リンクを大量に設置した“逆SEO”はそこまで効果はなく、当然検索エンジンも賢くなっているので、そこまで気にするほどの要素ではないでしょう。

ただ、定期的にチェックしておきたい要素ではあります。

通知を確認する

検索順位を大きく落としてしまう原因のひとつに手動・自動のペナルティが考えられます。
特に手動でのペナルティは恐らくサーチコンソールの方にも通知が届いているはずなので、念のためそちらもチェックしておきます。

ただし現在、旧サーチコンソールへ直接アクセスすることはできない状態となっていて、新しいサーチコンソールの“以前のツールとレポート”から“メッセージ”という項目がありますので、そちらからGoogleからの通知を確認できます。

万が一なんらかのペナルティが原因だとしたら、ここに通知が届いているはずなので(手動の場合のみ)、落ち着いて対応してペナルティを解除しましょう。

一方、自動ペナルティの場合だと、こういった通知も届くことなく順位が下落していくため、原因を突き詰める手段がありませんから、ペナルティだと判断されていると思われる箇所を仮説立てて少しずつ修正を加え、様子を見るといった対策を繰り返す必要があります。(自動ペナルティを解除するには長い期間かかることも少なくありません。)

検索順位が著しく低い、ページタイトルをそのまま検索しても結果ページに表示されない…といった場合はペナルティ辺りが怪しいと思って良いでしょう。

Googleのアップデートを確認

続いては、ご自身のページだけではなく、競合なども含め全体的に順位が大変動した場合に確認したい項目で、情報収集することによってGoogleの検索エンジンに大幅なアップデートがなかったかどうか?チェックします。(大きな変動の際はGoogleから公表される場合もあります。)

この場合は、どういった影響があったのかをよく調べて対策するべきですが、Googleもランクブレインを導入しているため、順位を戻すのも単純なものではなく原因が簡単にわかるものではありません。

そのため、小手先の修正で順位が戻ることもありませんから、傾向などを調べる程度(情報は鵜呑みにせず試せるものは実際に試してみる)にしておき、今までと同じくユーザーに役立つコンテンツ作りに注力するしかない…ということになってしまいます。

待つことも重要

また、大きな変動があったからといって焦って色々と改善を試みてもあまり良い結果にはなりません。

一旦順位が下がってしまっても、様子を伺っているうちに戻すことも十分考えられる(検索エンジンによる調整などが原因)ので、順位が落ちて焦る気持ちもわかりますが…冷静になって待つことも大切です。

というのも、例え試行錯誤して施策を試して順位が上昇したからといっても、何が成功したのかがわかりませんから、もし試すのなら少しずつ検証する必要があり、今まで通りのコンテンツを作りながら情報収集して施策を実施してみる・その後検証してみるということが重要です。(情報ではなくデータが全てです。)

サジェストの変化をチェック

次に、特定のクエリだけが順位を落としているのであれば、検索結果ページに表示されているサジェストをチェックしてみましょう。

検索キーワードに対する答え(上位表示にふさわしいと判断されるコンテンツ)とは、検索意図とのマッチングが重要ですので、世の中に存在するキーワードに対する意味や意図、ユーザーが求めるものが変化すると、同じくそれに最適なコンテンツも変わります。

そのため、特に重要視しているキーワードに関しては、サジェストも保存しておいても良いかもしれません。

そういった変化の傾向がわかればコンテンツの修正にも役立ちますし、ユーザーの検索意図に寄り添った内容を作り込むことにも繋がります。

この辺りを参考にじっくりとリライトを行った後は、次のクローラーの巡回や検索エンジンのアップデートを待ちましょう。(ゆっくりと検索結果に反映されていくため、一旦下がる可能性も十分考えられますので、焦らず数週間・1ヶ月単位で順位の推移を見ましょう。)

まとめ

今回は、管理しているサイトやブログの“検索順位が下がった”場合にチェックしておきたい内容や対応するべきことを詳しくご説明しました。

このように、検索順位が下がった場合はなんらかの理由があるため、まずは順位が下がった範囲とその影響をチェックし、競合やクエリ全体で大きな変動がなかったか確認、さらにペナルティやGoogleのアップデートがなかったかどうかの情報収集など、まずは焦らずひとつずつチェックして、今後の対応策を考えると良いでしょう。

当然アクセス数は右肩上がりに増えていく管理が望ましいですが、減ることも十分考えられます。

そういった時にどういった行動・対策によって以前までの水準に戻すことができるのか?または別の集客経路を確保するといったリスク分散も必要となってくるかもしれません。

その辺りは、サイトを管理するための意味・最終目標はコンバージョンであることを再認識して、アクセス数に注力するべきなのか?それとも狙った検索順位を重要視するのか?しっかりと考えた上で対策することが大切です。

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